ロケットを宇宙空間へ…学研・AR三兄弟がiOSアプリ提供

 学研プラスは2022年7月28日、小学生向けキット付き科学書籍「学研の科学 水素エネルギーロケット」(7月7日発売)をさらに楽しむアップデートとして、開発ユニットAR三兄弟によるiOSアプリをリリースしたことを発表した。

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開発ユニットAR三兄弟によるiOSアプリをリリース
開発ユニットAR三兄弟によるiOSアプリをリリース 全 4 枚 拡大写真
 学研プラスは2022年7月28日、小学生向けキット付き科学書籍「学研の科学 水素エネルギーロケット」(7月7日発売)をさらに楽しむアップデートとして、開発ユニットAR三兄弟によるiOSアプリをリリースしたことを発表した。

 「学研の科学」の「水素エネルギーロケット」は、電池を使わずに手回しで発電し、水からつくった水素を爆発させて飛ばす組立てキット。実験を繰り返し、試行錯誤する科学教材となっている。このリアルな体験を拡張し、「もっと高くもっと遠く」宇宙までキットを打ち上げてくれるのが、AR三兄弟が開発した新しい科学教材のARアプリ「学研の科学の拡張」。

 「学研の科学の拡張」は、キットの「水素エネルギーロケットモード」と「宇宙ロケットモード」の2種類の打ち上げシミュレーションをAR上で実現する。操作は直感的で、まずロケットの機体・燃料・回収方法を選択。次にスマホを平らな面にかざすと、ARロケットが設置される。

 「水素エネルギーロケットモード」では、実際のキットと同様に画面上の手回し発電機を回して水を電気分解して水素をため、ボタンを押してロケットを発射。燃料が足りないとわずかしか飛ばず、多すぎると爆発してロケットがバラバラに四散してしまう。打ち上げ後に表示されるフライト結果画面を確認して、理想の打ち上げを目指す。

 「宇宙ロケットモード」では、ロケットの大きさをキットサイズ(12cm)、または実物大(70m)のどちらかを選択。発射準備はプログラムによって自動で行われ、打ち上げは発射ボタンを押すだけ。打ち上げ後は部屋の中が宇宙空間に変わり、ロケットは国際宇宙ステーション(ISS)が飛行する上空400kmまで飛んでいくという。このアプリにはいくつもの選択肢があり、試行錯誤の結果、初めて使えるモードもある。

 開発したAR三兄弟とは、長男・川田十夢、次男・髙木伸二、三男・オガサワラユウ。プログラム・玩具・物語・テレビ・映画・ラジオ・音楽・自然現象等、ユニークな題材をマッシュアップすることで、メディアの可能性を拡張し続けている未来開発ユニット。AR三兄弟(長男)は、「宿題にも期限があるように、あなたの夏休みにも期限があります。限られた時間のなかで無限の楽しみを発見できますように。令和に蘇ったこの『学研の科学』には、その材料がもれなく入っています」とコメントしている。

 「学研の科学 水素エネルギーロケット」は2,970円(税込)、対象は6歳から大人まで。全国の書店やオンライン書店で購入できる。アプリ「学研の科学の拡張」の利用料は無料。対応機種はiPhone8~、推奨環境はiOS13~となっている。

《田中志実》

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