【大学入学共通テスト2023】試験当日と事前の感染症対策を追記

 大学入試センターは2022年9月13日、新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインを踏まえ、大学入学共通テスト固有の対策を追記した。無症状の濃厚接触者は終日別室で受験する等、試験場の衛生管理構築を要請。試験当日のチェックリストを公表した。

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2023年度共通テスト新型コロナウイルス感染症対策等
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 大学入試センターは2022年9月13日、新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインを踏まえ、大学入学共通テスト固有の対策を追記した。無症状の濃厚接触者は終日別室で受験する等、試験場の衛生管理構築を要請。試験当日のチェックリストを公表した。

 「令和5年度大学入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドライン(6月3日決定)」を踏まえ、新たに大学入学共通テストの実施にあたっての固有の感染症対策等を追記した。大きく分けて、試験室の設定、各種感染症対策、試験場入場時等の対応、体調不良を申し出た受験者への対応、無症状の濃厚接触者への対応、保健所等の行政機関への協力、監督者等への周知事項、受験生に対する要請事項の8項目について詳細な対策を掲載。また試験当日の健康状態チェックリストと、体調不良を申し出た受験者の休養室等での対応(Yes/Noチャート)を別紙で用意している。

 試験場の対策としては、発熱・咳等の症状のある者や無症状の濃厚接触者のための別室を設ける。無症状の濃厚接触者は、終日別室で受験するが、その際も可能な限り、新たな別室を設けることが望ましいとし、発熱・咳等の症状のある受験生に備えて、大学等の実情に応じ、医師、看護師等の配置に努めるよう求めている。

 昼食時の受験生同士の会話、交流、接触を最大限に抑制する観点から、待機室、食事用控室、学生食堂の開放等は行わず、受験生には昼食持参と自席での黙食を要請。入場時や終了時の混雑を避けるための工夫をすることや、非接触体温計等による検温は必ずしも全員に一律に行う必要はないこと等を周知した。

 受験生は事前対策として、毎朝の体温測定、予防接種、試験日の1週間程度前から発熱等がある場合は医療機関での受診等、体調管理に心がけること。試験当日はマスク着用、昼食を持参、暖かい服を着用(持参)。当日試験が受けられない場合に備え、Webサイトから追試験等の実施方法や日時等に関する情報を検討しておくこと。

 詳細は、大学入試センターWebサイトで確認できる。


《川端珠紀》

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