Z会のサービス「DiscoveRe Method」のWebシステムにおいて、他の受検者の個人情報（受検結果）が閲覧できる状態になっていた。現在はシステム修正済。
一部の顧客から、受検結果の確認画面で他の受検者の個人情報（受検結果）が閲覧できると指摘があり、調査を実施。システムの不具合により、今回の事象が発生していることが判明した。
2022年10月4日午後6時5分に顧客からの連絡により、「DiscoveRe Method」のWebシステムで、他の受検者の受検結果が閲覧できる状態だったことが確認された。システム上の不具合であることがわかり、システムの保守・委託先が修正。2022年10月5日午後3時に修正が完了した。
漏洩したデータは、学校単位等で同じグループとして受検した他の受検者の氏名と、DiscoveRe Methodセルフチェック・スキルチェック受検結果（スコア）。
システムの使用を開始した2021年7月22日以降に受検したグループ（20団体4,057名）で、同じグループに属する受験者（最大のグループで65名）の情報を閲覧できる状態だった。同一受検グループ以外への漏洩は、確認されていない。
原因はコードの不適当な使用。2021年7月22日にシステムを刷新した際、管理者（団体単位の受検が多いため、おもに先生）用の画面で使用しているコードを、受検者用の画面に転用した際、不要な部分が一部削除されていなかった。
対象となった受検者が所属する団体の管理者へは、2022年10月12日までにＺ会ソリューションズから電話やメールで謝罪と経緯の説明が伝えられた。
Z会ソリューションズは今回の問題を真摯に受け止め、システムベンダーへの指示・コミュニケーションを含め、不具合の発生を未然に防止する体制を強化。再発防止に努める。
