ニューヨーク州法審査委員会は2022年10月20日(アメリカ時間)、2022年7月に実施されたニューヨーク州司法試験(Bar Examination)の結果を発表。米国外で教育を受けた3,311人を含む9,609人が受験し、6,350人が合格した。
アメリカの司法試験は、弁護士として活動する州ごとに弁護士資格を取得する必要があるという。ニューヨーク州の司法試験は毎年7月と2月に実施され、今回発表となったのは2022年7月に実施された試験の結果となる。なお、留学生として弁護士資格を得る場合、たとえば日本人のケースでは、日本国内の法科大学院(法学部)で法律の学位を取得した後、ABA(American Bar Association)認定ロースクールの留学生向け課程「LL.M.(Master of Laws)」コースを修了し、アメリカの司法試験(Bar Exam)の受験資格を取得するのが一般的だという。
ニューヨーク州法審査委員会の発表によると、7月の試験の受験者数は合計9,609人。そのうち、米国弁護士会認定ロースクールの卒業生は5,557人、ニューヨーク法科大学院卒業生は3,109人、州外のABA(American Bar Association)認定法科大学院の卒業生は2,448人。このうち再受験者は1,610人、米国外で教育を受けた受験者は3,311人。このうち、初めての受験者の合格率は75%。一方、再受験者の合格率は23%で、全受験者(初受験者と再受験者)における合格率は66%だった。
ニューヨーク州法審査委員会ではこの後2022年10月21日(アメリカ時間)に、2022年7月の司法試験合格者リストをWebサイト上に公開する予定だ。
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