【高校受験2023】大分県立国東高校、宇宙視点探究プログラム開始…全国募集

 大分県立国東高等学校は、宇宙視点で物事を考え、地球課題に向き合う課題創造型人材の育成を目指し、2023年度より総合型探究学習を展開する。全国募集もスタート。

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日本で最も宇宙に近い高校
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 大分県立国東高等学校は、宇宙視点で物事を考え、地球課題に向き合う課題創造型人材の育成を目指し、2023年度より総合型探究学習を展開する。全国募集もスタート。2024年度には、九州圏内初の公立学校でのSPACEコース(仮称)を設立し、STEAM教育をカリキュラムに取り入れる。

 アジア初の水平型宇宙港(スペースポートジャパン)の開設に伴い、宇宙空港まで車で10分となった国東高等学校は「日本でもっとも宇宙に近い高校」(大分県教育委員会調べ)となった。他にはない環境を生かし、宇宙視点を組み込んだ探究プログラムを開始する。

 先行きが見えず、さらに急速に変化していく「VUCA時代」と言われる現代において、物事を多面的に見て、変化に柔軟に対応できる人材が求められている。こうした現状から、自ら問題を発見し、課題設定できる、地域・日本・世界のリーダーとなる人物の育成を目指す。

 2023年度総合型探究学習プログラムのテーマは「Think Space, Act for Earth.」。STEAM的な思考に基づいた探究プロセスを組み込んだプログラムの中で、テーマの設定・ビジョンの設定・問題や課題の発見・課題解決の検討・プロトタイプのまとめまでを、産官学連携し実践する。取組期間は2023年4月~2024年3月。

 STEAM教育とは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした、理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学び。


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《藤本ゆう子》

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