【高校受験2023】茨城県、全日制1万7,710人募集…前年40人減

 茨城県教育委員会は2022年10月28日、2023年度(令和5年度)茨城県立高校の第1学年募集定員の見込みと学級数減等について発表した。2023年度は全日制課程で1万7,710人を募集する見込み。前年(2022年)より40人減、学級数は1学級減らす。

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全日制課程における募集学級数等
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 茨城県教育委員会は2022年10月28日、2023年度(令和5年度)茨城県立高校の第1学年募集定員の見込みと学級数減等について発表した。2023年度は全日制課程で1万7,710人を募集する見込み。前年(2022年)より40人減、学級数は1学級減らす。

 2023年3月の茨城県全体の中学校卒業者数は2万5,495人で、前年より328人減となり、その後も減少が続く見込み。2022年春の入学者選抜において、全日制課程で1,391人の欠員が発生した。そのため、県立高等学校については、志願状況や欠員の状況、中学校卒業者数の今後の推移等を踏まえ、欠員の縮減や学校の教育力の維持・発展を図るため、全日制課程において3学級の減を実施。あわせて、県立高等学校改革プランに基づく学校の改編にともない、全日制課程および定時制課程において、それぞれ2学級増を実施する。

 全日制では、サイエンス専科高等学校への改編により、つくば工科は「つくばサイエンス」と学校名を変更し、学科を科学技術科とし2学級増の6学級とする。その他、日立工業、那珂湊、総和工業の3校において、計3学級を減らす。

 定時制では、IT専科高等学校への改編により、IT未来が2学級増。改編前の友部高等学校(全日制課程)については、2022年度(令和4年度)に募集停止している。通信制課程では、関係省令の一部改正にともなう変更として、水戸南が20人減となる。

 2023年度茨城県立高校の第1学年募集定員は、前年比40人減となる1万7,710人を募集する見込み。定時制課程は前年から80人増の1,000人、通信制課程は前年から20人減の320人を募集する見込み。学科の統合等にともない必要となる茨城県立高等学校入学者選抜実施細則の改正については、11月中旬を予定している。

 2023年度の茨城県立高校入学者選抜から、選択式問題に加え、記述問題を全教科で出題する。また、デジタル採点を導入し、解答用紙を画像データ化して採点する。一般入学学力検査は2023年3月3日、特色選抜・共通選抜実技検査・連携型入学者選抜は3月6日に実施。追検査の学力検査は3月9日、追検査の共通選抜実技検査等が3月10日。合格発表は3月14日に行う。


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《田中志実》

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