JR九州は11月8日、下関~門司間の関門鉄道トンネルを訪ねるツアーを12月3・4日に博多発着で実施すると発表した。
本州と九州を結ぶ関門鉄道トンネルは、激増する戦時輸送に対応するため1942年11月に単線で開通。九州に初めて特急が乗り入れるなど、鉄道史におけるエポックメイキング的な出来事となった。
トンネルを含む下関~門司間は山陽本線ではあるものの、国鉄の分割民営化後はJR九州のエリアとなり、海底トンネルであるにも拘わらず、かつては気動車列車も通過していた。
今回はトンネルの開通から80周年を迎えることから、10年ぶりに内部を訪ねるツアーが実施されることになり、通常は立ち入ることができない本坑道の一部や試掘坑道を歩いて見学するほか、2020年11月に開設された関門トンネル記念館も訪問する。
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ツアーは各日30人を募集し、旅行代金は1万5000円(全国旅行支援利用時や「新たな福岡の避密の旅」観光キャンペーン利用時は1万円)。申込みは11月9日9時30分からSTORES予約サイトで受け付ける。
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