世界デジタル政府ランキング…1位はデンマーク、日本は?

 早稲田大学電子政府・自治体研究所は2022年11月17日、「第17回早稲田大学世界デジタル政府ランキング2022」の結果を発表した。ICT先進国64か国のうち、1位はデンマーク、2位はニュージーランドとなり、日本は10位となった。

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第17回早稲田大学世界デジタル政府総合ランキング2022
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 早稲田大学電子政府・自治体研究所は2022年11月17日、「第17回早稲田大学世界デジタル政府ランキング2022」の結果を発表した。ICT先進国64か国のうち、1位はデンマーク、2位はニュージーランドとなり、日本は10位となった。

 早稲田大学電子政府・自治体研究所が行った調査は、ICT先進国64か国・地域に対し、デジタル政府の進捗度を評価するもの。2005年に研究所初代所長の小尾敏夫早稲田大学名誉教授により開発、ランキング手法が確立された。評価は、「デジタル・インフラ整備」「行財政最適化」「アプリケーション」等の10指標を中心として、過去の世界デジタル政府の進展等をまとめており、アジア太平洋経済協力(APEC)や世界から注目されているという。

 ランキングでは、2年連続で1位がデンマーク。ポスト・コロナ始動で主要国のデジタル化が急進した。2位はニュージーランド。3位カナダ、4位シンガポール、5位アメリカで、日本は10位にランクイン。6位以降は、イギリス、韓国、エストニア、台湾となった。

 日本は、国民視点のデジタル化に十分な改善がみられず、2021年から1ランク下げた。2021年発足したデジタル庁は、期待に反し1年目の成果が乏しいといえる。また、縦割り行政の打破、地方自治体との連携強化、国民中心のデジタル政府の実装、デジタル人材の育成が今後の課題とされている。


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《宮内みりる》

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