阪大附属図書館、電気代高騰で時間短縮…卒論にも影響か

 大阪大学は2022年11月21日、光熱費の高騰を理由に、大学附属図書館の開館時間を短縮することを発表した。総合図書館、理工学図書館、生命科学図書館の3館では、2022年12月1日~2023年3月末の期間中、最大3時間の開館時間短縮を行う。

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 大阪大学は2022年11月21日、光熱費の高騰を理由に、大学附属図書館の開館時間を短縮することを発表した。総合図書館、理工学図書館、生命科学図書館の3館では、2022年12月1日~2023年3月末の期間中、最大3時間の開館時間短縮を行う。

 大阪大学附属図書館は開館時間短縮にあたり、電気料金等の高騰が大学経営に深刻な影響を与えており、夏季休業期間の節電等の効果も限定的だったため、全学的な節電対応に踏み切ったとしている。

 開館時間は、総合図書館・理工学図書館の2館については、2022年12月1日~2023年2月3日の期間が、平日が午前9時~午後8時、土曜が午前11時~午後5時、日祝休館。2023年2月4日~3月31日までが平日が午前9時~午後5時、土日祝休館。試験期等の対応として、2023年1月22日・29日の日曜日は午前11時~午後5時で開館予定。

 生命科学図書館は、2022年12月1日~2023年2月22日の期間は、平日午前9時~午後8時、土曜は午前11時~午後5時、日祝休館。2023年2月23日~3月31日までは、平日が午前9時~午後5時、土日祝休館。試験期等の対応として、2023年2月11日(土・祝)は午前11時~午後5時で開館予定。

 SNSでは「卒論の時期に影響大」「なぜ図書館が?学校の中で一番電気代がかかるの?」といった嘆きの声が拡散している。政府は10月28日、「物価高騰・賃上げへの取組」を第1の柱に位置付け、電力の使用量に応じて補助を行う方針を打ち出しており、電気料金については値引き単価として、家庭等向け低圧契約7円/kWh、企業等向け高圧契約3.5円/kWhを設定している。


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《川端珠紀》

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