就職人気企業ランキング、5年連続1位「伊藤忠商事」

 学情は2023年1月10日、コロナ禍3年間(2020年~2022年)の「就職人気企業ランキング」を比較し、結果を発表した。就職人気企業ランキングのトップは、2020年調査から2022年調査まで一貫して、伊藤忠商事となった。

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2024年卒就職人気企業ランキング(2022年調査)
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 学情は2023年1月10日、コロナ禍3年間(2020年~2022年)の「就職人気企業ランキング」を比較し、結果を発表した。就職人気企業ランキングのトップは、2020年調査から2022年調査まで一貫して、伊藤忠商事となった。

 2022年調査は、2022年4月1日~10月31日の期間、2024年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生8,345名を対象に行った。2021年調査は、2021年4月1日~10月31日の期間、2023年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生8,249名を対象に行った。2020年調査は、2020年6月1日~12月6日の期間、2022年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生7,675名を対象に行った。

 就職人気企業ランキングのトップは、2020年調査から2022年調査まで一貫して、伊藤忠商事となった。伊藤忠商事は、2018年調査から5年連続で首位の座を獲得。5年連続トップは2001年以降で初めての快挙であり、人気の高さがうかがえる。

 2020年調査は、2位の味の素を筆頭に、「食品」がトップ10に3社ランクイン。10位には食品スーパーが好調だったイオングループが前年から順位を60以上上げて入っている。コロナ禍での「巣ごもり消費」を牽引した業界が支持を得ていることがわかる。

 2021年調査では、2位の講談社が前年4位から順位を上げた他、3位の集英社(前年11位)、5位の任天堂(前年6位)が順位を上げた。2021年に入っても緊急事態宣言が断続的に発出され、自宅で楽しめるエンタメが人気を集めていたことがわかる。

 2022年の調査では、オリエンタルランドが前年33位から今回9位に上昇し、「旅行」「レジャー」で回復の兆しが見えてきた。行動制限の緩和や、全国旅行支援等の後押しもあり人気が回復していることがうかがえる。また、2位に任天堂がランクインした他、電子コミックが好調な講談社(3位)、集英社(5位)が10位以内にランクイン。「巣ごもり需要」が一段落してもゲーム業界や出版業界は高い人気を誇っている。電子コミックや動画、ゲーム等、デジタルコンテンツを提供する企業が、デジタルネイティブである学生から支持を集めていることがわかる。

◆2022年卒就職人気企業ランキング(2020年調査)
1位:伊藤忠商事
2位:味の素
3位:アサヒ飲料
4位:講談社
5位:資生堂
6位:任天堂
7位:大日本印刷(DNP)
8位:ロッテ
9位:JTBグループ
10位:イオングループ

◆2023年卒就職人気企業ランキング(2021年調査)
1位:伊藤忠商事
2位:講談社
3位:集英社
4位:アサヒ飲料
5位:任天堂
6位:味の素
7位:大日本印刷(DNP)
8位:ロッテ
9位:イオングループ
10位:資生堂

◆2024年卒就職人気企業ランキング(2022年調査)
1位:伊藤忠商事
2位:任天堂
3位:講談社
4位:味の素
5位:集英社
6位:アサヒ飲料
7位:大日本印刷(DNP)
8位:資生堂
9位:オリエンタルランド
10位:イオングループ


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《中川和佳》

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