ANAら5企業の課題解決案コンテスト…産能大ら10チーム表彰

 メンバーズが主催する「第6回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト」の本選が2022年12月3日にオンラインで開催され、出場30チームの中から企業賞5チーム、メンバーズ賞5チームが表彰された。

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第6回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト 本戦のようす
第6回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト 本戦のようす 全 4 枚 拡大写真

 メンバーズが主催する「第6回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト」の本選が2022年12月3日にオンラインで開催され、出場30チームの中から企業賞5チーム、メンバーズ賞5チームが表彰された。ANA等の共創パートナー企業が設定したテーマに対し、大学生による斬新で具体的なアイデアが多数提案された。

 大学生CSVビジネスアイデアコンテストは、将来を担う学生が社会課題の解決に意識を向け、持続可能な社会の担い手となり、日本を代表する大手企業との共創によって、新たなCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)事業やプロモーションを創出し、持続可能な社会を実現することを目的として2017年より開催している取組み。今回で6回目の開催を迎えた。

 テーマは2021年度に引き続き「DESIGN THE FUTURE~持続可能な未来を実現するための未来創造型CSVビジネスアイデア~」。共創パートナーとして参加する、ANAホールディングス、カルビー、トレンドマイクロ、三井住友カード、良品計画の5社が、それぞれ脱炭素社会の実現に向けた企業テーマを設定し、大学生のアイデアを受け付けた。

 12月に行われた本選には全国155大学・145チーム、総勢513名の中から選ばれた30チームが出場し、オンライン上で最終プレゼンテーションを繰り広げた。結果、「企業賞」5チーム、「メンバーズ賞」5チームが決定。各チームに賞金5万円とトロフィーが贈呈された。

 たとえば、ANAホールディングスの設定テーマ「脱炭素社会の実現のための“脱”航空会社ビジネスアイデア」に対し、産業能率大学「チーム:もぐら」が企業賞を受賞。海洋保護をテーマに海中に新たな体験型アクティビティを創出するビジネスアイデアを発表した。

 また、カルビーの設定テーマ「2030年までに食料廃棄物を半分に、お菓子の“価値”を2倍に」に対しては、日本大学「チーム:れっどあずあとまと」が企業賞を受賞。シロアリと残渣を用いた人々の健康と世界の食料廃棄削減を促進するビジネスアイデアを提案した。

 受賞チームのコメントは、CSVコンテスト特設サイトに掲載。共創パートナー企業からは、世界を変えうる多様性と刺激にあふれた学生のアイデアを楽しみ、共にコンテストを作り上げたことへの感謝のコメントが寄せられている。

◆第6回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト 受賞結果
【企業賞】チーム名/大学名
・ANAホールディングス賞:もぐら/産業能率大学
・カルビー賞:れっどあずあとまと/日本大学
・トレンドマイクロ賞:プラタナス/成城大学・明治大学
・三井住友カード賞:ぐらっぱーず/金沢大学
・良品計画賞:みかん三人衆/千葉大学
【メンバーズ賞】チーム名/大学名
・ANAホールディングス メンバーズ賞:倉田ゼミチーム/産業能率大学
・カルビー メンバーズ賞:あゆことイイコト/慶應義塾大学
・トレンドマイクロ メンバーズ賞:海林花/専修大学
・三井住友カード メンバーズ賞:モデルズ/神戸大学・産業能率大学・立命館大学
・良品計画 メンバーズ賞:両手に蜜蜂/日本大学

《畑山望》

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