国家公務員採用試験の日程…総合職・一般職3/1申込開始

 人事院は2023年2月1日、2023年度国家公務員採用試験の日程等を発表した。総合職試験・一般職試験は3月1日より受付を開始する。

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採用試験の日程等
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 人事院は2023年2月1日、2023年度国家公務員採用試験の日程等を発表した。総合職試験・一般職試験は3月1日より受付を開始する。

 2023年度国家公務員採用試験において、申込受付期間の拡大、総合職試験(教養区分)の受験可能年齢の引下げや試験地の拡充、国税専門官採用試験「国税専門B(理工・デジタル系)」区分の新設等、いくつかの変更が行われた。

 春に実施する総合職試験の申込受付は、3月1日からの20日間に受付期間が拡大された。また、試験日程を2022年度より前倒し、第1次試験を4月9日、最終合格者発表を6月8日に行う。

 総合職試験(教養区分)の受験可能年齢は、1歳引き下げて19歳(2023年4月1日時点)とし、大学2年生の秋から受験が可能となる。民間企業における採用活動の早期化に対応し、より多くの志望者が受験しやすくなる。

 また、第1次試験地を、札幌市、東京都、大阪市、福岡市に加え、仙台市、名古屋市、広島市、高松市、那覇市においても実施する。

 基幹システムの刷新や税務・徴収におけるデータ分析を行うことができる人材を確保する観点から、「国税専門B(理工・デジタル系)」区分を新設。なお、従来の国税専門官採用試験は「国税専門A(法文系)」区分として実施するが、専門試験(多肢選択式)において情報数学・情報工学からの出題はない。

 2023年度の試験から、春の総合職試験、一般職試験(大卒程度試験)、財務専門官採用試験、国税専門官採用試験および、労働基準監督官採用試験の合格有効期間を「5年」に、総合職試験「教養区分」の合格有効期間を「6年6か月」に延長する。なお、2022年度までの採用試験に合格した人の合格有効期間は、延長前のものとする。

 2023年度国家公務員採用、総合職試験(院卒者・大卒程度試験、教養区分を除く)の受付期間は3月1日~3月20日、第1次試験は4月9日、最終合格発表は6月8日。総合職試験(大卒程度試験、教養区分)の受付期間は7月28日~8月21日、第1次試験は10月1日、最終合格発表は12月13日。

 一般職試験(大卒程度試験)の受付期間は3月1日~3月20日、第1次試験は6月11日、最終合格発表は8月15日。専門職試験(大卒程度試験)の受付期間は3月1日~3月20日、第1次試験は6月4日、最終合格発表は8月15日。航空管制官の合格発表は10月2日。

《宮内みりる》

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