⽇本⼥⼦⼤学は、2024年4月に日本女子大学大学院「建築デザイン研究科(仮称)」を新たに設置する構想を発表した。2024年度開設に向けて準備中の「建築デザイン学部(仮称)」に続く学びの場として、大学院に継続性のある研究科の新設を計画している。
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立され、2021年に120周年を迎えた女子総合大学。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ。
大学院「建築デザイン研究科(仮称)」の設置構想は、2024年度に「建築デザイン学部(仮称)」を設置する構想にともなうもの。人文、理工、芸術を融合した総合学問である「建築デザイン」を追究する研究科として新たに設置することで、学部から大学院まで継続性のある一貫した教育体制の提供を目指す。
研究科では、日本女子大学がこれまでに著名な建築家を多数輩出してきた歴史や、居住者の視点を重視する伝統を受け継ぎ、工学的な知識とあわせてより専門性の高い提案、問題解決のための提案、実践できるデザイナー、研究者、職業人の育成に寄与する。大学院の研究科設置は、1996年の理学研究科設置以来の新設となる。
学部で学んだ建築デザインをさらに専門的に深める科目群を用意し、充実した少人数・専門教育を提供。専任教員に加え、各分野の先端的な研究者や著名建築家による指導を受けられる授業も用意されるという。講義等の授業を通して研究室の垣根を越えた議論を行い、演習では研究室ごとに実験や実社会でのプロジェクトを通して、研究力・実践力を伸ばすカリキュラムが組まれる予定だ。
「建築デザイン研究科(仮称)」の定員は20名。2024年4月、日本女子大学目白キャンパスへの開設を目指す。最新情報については、詳細が決まり次第大学Webサイト等で発信する。