埼玉県は2023年3月8日、令和5年度（2023年度）埼玉県公立高等学校入学者選抜における事故について発表した。全日制1校において、誤った得点が記載された資料を用いて選抜が行われ、正しい得点で改めて選抜を行った結果、受検生1名を追加で入学許可候補者としたという。
3月7日、当該高等学校において資料を再度確認していたところ、当該受検生の調査書の得点の電算入力が正しく行われていなかったことが判明。誤った得点が記載された資料を用いて選抜が行われた結果、当該受検生は入学許可候補者とならなかったという。
事故後の対応として3月7日、当該高等学校長は正しい得点で改めて選抜を実施。当該受検生を入学許可候補者とした。また3月8日、当該受検生および保護者に謝罪と経緯の説明を行うとともに、当該高等学校の選抜結果通知書を交付した。
埼玉県は再発防止策として、今後に向けて、校内チェック体制の見直しを行い、複数回、複数の者による確認を徹底して行うよう、各高等学校長へ指示した。
これにより、3月3日に公表した令和5年度（2023年度）埼玉県公立高等学校入学者選抜の入学許可候補者数について、全日制3万4,598人（訂正前3万4,597人）、全日制・定時制の総数3万5,674人（訂正前3万5,673人）となった。
