グルーバンクロフト基金は2023年7月1日、国際文化会館（東京都港区）において、女性の社会的地位向上を目指すリーダーを育てるための奨学金「大山捨松スカラシップ」の創設を記念し、発起人らとの交流会を開催する。参加無料。
大山捨松スカラシップは、女性の社会的地位向上を目指す女性リーダーを育て支援するための奨学金。女性たちが、女性であるという理由だけで能力を発揮できず、活躍の機会が奪われることのないよう、多様性が尊重される社会の構築を目指すために創設された。Vassar College、Barnard College、Bryn Mawr College、Mount Holyoke College、Smith College、Wellesley Collegeの6大学（Vassar以外は女子大学）を対象に、大学に進学する日本の高校を卒業した女性1名に、授業料全額にあたる奨学金を4年間支給する。
今回、捨松スカラシップの創設記念会を開催。発起人による捨松スカラシップにかける思いや、対象となる女子大の卒業生・在校生による米国女子大で得たもの、大学関係者による米国女子大の現状等、さまざまな立場の人が集まり交流する。会場は国際文化会館（東京都港区）。参加希望者はWebサイトの応募専用フォームより申し込む。参加費無料。
なお、大山捨松とは、岩倉使節団の一員として日本で初めて女子留学生として米国に派遣された女性。留学後は米国で学んだ知識を生かし、女性の地位向上のために尽力したという。グルーバンクロフト基金ではまた、捨松スカラシップの趣旨に賛同した人からの、支援と寄付を募集している。奨学金の支給開始には最低3,600万円の原資を目標額としており、4月30日現在約2,700万円が集まっている。
◆捨松スカラシップ創設記念会
日時：2023年7月1日（土）14:00～16:00
会場：国際文化会館（東京都港区六本木5-11-16）
対象：捨松スカラシップの応募や寄付に関心のある人
参加費：無料
申込方法：Webサイトの応募専用フォームより申し込む
