東大NETアカデミーとAI tutor、LINEアプリを共同開発

 「東大NETアカデミー」を提供するフィオレ・コネクションと、GPT-4を活用した次世代家庭学習アプリ「AI tutor(AIチューター)」を提供するAwakApp Inc.は2023年5月9日、資本業務提携を行うことを発表した。授業時間外も個別指導ができるLINEアプリを共同開発するという。

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  「東大NETアカデミー」を提供するフィオレ・コネクションと、GPT-4を活用した次世代家庭学習アプリ「AI tutor(AIチューター)」を提供するAwakApp Inc.は2023年5月9日、資本業務提携を行うことを発表した。授業時間外も個別指導ができるLINEアプリを共同開発するという。

 東大NETアカデミーは、オンライン双方向授業を全国に提供する日本初のサービス。2011年に、教育格差が存在する離島や過疎地の自治体向けサービスとして始まった。これまで、北海道の洞爺湖町から沖縄県の与那国町まで、18の自治体や30を超える学習塾の子供たちに3万回以上の授業を提供してきたという。

 一方、AIチューターはGPT-4を活用した革新的な家庭学習アプリ。生徒が難しい問題を写真で撮影、LINEで送信すると、リアルタイムで解説を得ることができる。また、疑問点について詳しく質問することもでき、生徒が自分のペースで理解を深めることができるという。なお、AIチューターの日本市場への販売は、AwakApp JAPANを通じて行われている。

 今回の資本業務提携でのLINEアプリ共同開発により、生徒たちは授業時間外でもLINEアプリを使用して個別指導を受けることが可能となる。また、AIが生徒の学習レベルや最適な学習プロセスを理解し、より個人的にフィットした学習経験を得ることを目指すために、AIチューターの開発を進め、パーソナライズされた教育プログラムの開発を行うという。

 今回の生成型AIとヒューマニズムを組み合わせた革新的な試みは、生成型AIを活用したビジネスモデルの先端事例にもなり得るという。これにより、教育業界におけるイノベーションを促進し、生徒たちにとってより効果的な学習方法を提供することで、世界中の教育の質を向上させることが期待される。今後は資本業務提携を通じて緊密な協力関係を築きながら、AI技術を活用した教育プログラムの開発や、新たな学習プラットフォームの提供を目指すとしている。

《いろは》

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