【大学入学共通テスト2024】追試験は全国2か所に…旺文社

 旺文社教育情報センターは2023年6月9日、「2024年 共通テスト日程など決定」をWebサイトに掲載した。大学入学者選抜実施要項や大学入学共通テスト実施要項をもとに、2024年度(令和6年度)の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の日程や変更点などをまとめている。

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2024年 共通テスト日程 (c) 2023 旺文社 教育情報センター
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 旺文社教育情報センターは2023年6月9日、「2024年 共通テスト日程など決定」をWebサイトに掲載した。大学入学者選抜実施要項や大学入学共通テスト実施要項をもとに、2024年度(令和6年度)の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の日程や変更点などをまとめている。

 「2024年 共通テスト日程など決定」は、文部科学省が6月2日に公表した2024年度大学入学者選抜実施要項、大学入試センターが6月9日に公表した2024年度大学入学共通テスト実施要項を受け、明らかになった内容を旺文社教育情報センターがまとめたもの。

 2024年度共通テストでは、本試験を2024年1月13日・14日、追(再)試験を1月27日・28日に実施する。コロナ禍後から設けられてきた本試験と追試験の2週間の間隔は維持された。文部科学省はコロナが5類感染症に移行したことを受け「コロナ前の形に戻すことを基本とする」としていたが、過去3年間とも追試験は2週間前後の実施で社会的に認知されていることと、受験生の不安への配慮が背景にあるという。

 国立大学協会と公立大学協会が定める入試の実施要領では、現時点で共通テストの追試験は、本試験の1週間後で日程を組んでいる。今後、国公立大学一般選抜の出願期間、第1段階選抜の結果発表日、共通テストを課す学校推薦型選抜の合格発表日などが見直されたうえで、すでに選抜要項を公表している大学は日程が修正される見通しだという。

 共通テスト追試験の会場は、2021年度から2023年度はコロナ対応で全都道府県に設けられてきたが、2024年度はコロナ前と同様に全国を2地区に分け、各1か所になる。追試験の会場は例年12月ごろに公表。旺文社教育情報センターによると、近年は東京に1か所、京都・大阪・兵庫のいずれかに1か所設置されている。

 各大学が大学入試センターに納付する受験生の成績提供の手数料は、2021年度以降、3年連続で値上がりしていたが、2024年度は1人1回につき1,500円で据え置かれた。受験生が払う検定料なども変更はなく、3教科以上1万8,000円、2教科以下1万2,000円、成績通知手数料800円。

 2024年度共通テストのおもな日程は、受験案内配布が9月1日から、出願期間が9月25日から10月5日(検定料払込は9月1日から10月5日)、受験票などの送付は12月中旬まで。

 本試験は2024年1月13日・14日、平均点などの中間発表は1月17日(予定)、得点調整の有無とスタナイン換算表の発表は1月19日(予定)。追(再)試験は1月27日・28日、平均点などの最終発表は2月5日(予定)、大学への成績提供は2月5日以降、本人への成績通知は4月1日以降となる。

《奥山直美》

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