「子供の話す言葉が『ヤバい!』『マジ?』ばかりでこのまま大人になってしまったら心配と言っているお母さんやお父さんが多い」というひとことがきっかけで生まれた『マンガで笑って、言葉の達人!超 こども言いかえ図鑑』(川上徹也・小川晶子著)は、2023年7月4日にGakkenから刊行された。
リセマムではGakkenの協力により、『マンガで笑って、言葉の達人!超 こども言いかえ図鑑』の一部を6回にわたって紹介する。今回は、第4章より抜粋する。
キャラクター紹介

第4章

SNSやインターネットの言葉・1
「バズった」ときはなんて言う?
犬の散歩中に、アイスの当たり棒を拾った写真をSNSに投稿した文豪くん。たくさん「いいね!」がついている。

使ってみよう!
「脚光を浴びる」
→ 多くの人々の注目を集める。
「脚光」とは、舞台で足元から人を照らす光のこと。主役級の俳優にあてる照明だ。これに照らされると浮かび上がるように見え、とても目立つことから来ている。多くの人から注目されたり、認められたりするという意味で、人だけでなく、物についても言うことができる。
【例文】
ぼくの住む町が、人気ドラマのロケ地になって脚光を浴びることになった。
【別の表現もあるよ!】
「バズる」とは、主おもにSNSなどインターネット上で注目を浴び、話題になること。一方、おかしな発言をして多くの人から責められ、悪い方向で話題になる場合は「炎上する」と言う。世間から多くの反応があることは、「反響を呼ぶ」と言うことができる。「人口に膾炙(かいしゃ)する」とは、多くの人の話題にのぼり、評判になって知れわたること。

MISSION4 文豪くんに教えてあげよう!

【ヒント】
「ぞっとしない」は、「面白くない、つまらない、感心しない」という意味だよ。恐怖を感じるという意味みの「ぞっとする」を否定した言葉、つまり、「恐怖を感じない」という意味と勘ちがいしやすいよね。だからクラスメイトと齟齬(そご)が生じたんだ。齟齬とは、「話がかみ合わないさま、食いちがい、すれちがい」をあらわす言葉だ。「齟齬」で通じないときは、別の表現に言いかえてみよう。
【答え】
1 . イマイチ(面白くなかった、つまらなかったなどでも)
2 . 食いちがい(すれちがい、誤解などでも)