NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年8月14日、スマホ利用者行動調査の結果を公開した。スマホ利用時間が楽しいと感じている人は、スマホ利用時間が長く、利用するサービスも多いことが明らかになった。
「2023年スマホ利用者行動調査」は2023年2月、全国の15～79歳男女を対象にWebで実施した。有効回答数は5,652件。
スマホ利用者のうち、スマホの利用時間の大半（8割以上）が楽しい時間だと感じている人は全体の約2割。女性のほうが男性よりも5ポイント高かった。年代別では、若年層のほうがその割合が高く、10代は約4割がスマホ利用の大半が楽しい時間だと感じている一方で、60代～70代ではその割合が1割程度となった。
スマホ利用者を対象に、スマホ利用時間が1日4時間以上の人の割合を、年代別に、「スマホ利用時間の大半が楽しい」と回答した人とそうでない人とで比較したところ、すべての年代において、楽しいと感じている人のほうが1日4時間以上利用する割合が高くなっていた。10代～20代では、楽しいと感じている人の約8割が1日4時間以上利用すると回答しており、そうでない人と比較して20ポイント程度高かった。また、60代～70代でも、楽しいと感じている人は約3割がスマホを1日4時間以上利用していることが明らかとなった。
スマホ利用の大半が楽しいと感じている人とそうでない人とで、スマホでの各種サービスの利用率に違いがあるかを調査したところ、調査した各サービスすべてで、スマホ利用が楽しいと感じている人のほうが利用率が高かった。楽しいと感じている人とそれ以外の人とで比較してその差が大きいのは、動画視聴、SNS・ソーシャルメディア、ゲームの順で、動画視聴については30ポイント以上の差があった。スマホ利用時間の大半が楽しいと感じている人は、特定のサービスを娯楽的に利用しているのではなく、多種のサービスを利用していることがわかった。
