発達障害・ギフテッド向けオンラインスクール「リバランス」開校

 リバランスは2023年10月1日、発達障害・ギフテッドの特性をもつ不登校児の支援環境を提供するため、全国の小中学生を対象としたオンラインフリースクール「リバランス」を開校する。

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 リバランスは2023年10月1日、発達障害・ギフテッドの特性をもつ不登校児の支援環境を提供するため、全国の小中学生を対象としたオンラインフリースクール「リバランス」を開校する。

 現在、小中学生の不登校児は増加しており、2021年の文科省のデータによると、全国の不登校児は約24万5,000人にものぼる。中でも、発達障害やギフテッドの子供は社会的行動やコミュニケーションなどのソーシャルスキルに弱点があることが多いため、不登校になるリスクが高い。

 だが、不登校児のおもな支援機関である教育支援センターとフリースクールを合算しても、支援を受けられているのは推定で1割程度だという。仮に通所できたとしても、これらの機関が発達障害やギフテッドの知識を必ずしも有しているとはいえないため、専門的なソーシャルスキルトレーニングや学習支援が期待できない。

 リバランスはこのような現状を踏まえ、全国の発達障害・ギフテッドの特性をもつ不登校児を対象としたオンラインフリースクールを開校する。発達障害・ギフテッド専門塾を母体とし、各生徒の発達特性にあわせた個別指導計画書を作成し、学習支援とソーシャルスキルトレーニングの両面から支援する。在籍している小中学校に対しては、出席扱いとされるための出席支援も行うという。

 発達障害の子供は、刺激に敏感な特性をもっていることもある。オンラインによる自宅での受講であれば、刺激が少ない状況で安心して授業を受けることができる。授業では、同じ趣味をもつ子供同士でグループワークや課外活動を行うことで、集団参加の訓練を行うことができる。また、起立性調節障害のある子供への配慮として、授業は午後のみとなる。

 学習は、学習指導要領に基づいたカリキュラムをベースに、わからない問題を講師に質問する自習形式で実施する。中学受験や高校受験の対策として、個別指導を併用することも可能。体験学習や資料請求は、Webサイトより行う。

《いろは》

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