【中学受験2024】【高校受験2024】動画で「過去問」学習…声の教育社

 声の教育社が提供する「web過去問」の最新年度版が順次アップロードされ、2023年10月には首都圏の私立中学校70校以上がそろう予定だ。中学受験用と高校受験用があり、中学受験用は過去問題2~5年分、私立高受験用では5年または8年分の過去問題をラインアップしている。

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 声の教育社が提供する「web過去問」の最新年度版が順次アップロードされ、2023年10月には首都圏の私立中学校70校以上がそろう予定だ。中学受験用と高校受験用があり、中学受験用は過去問題2~5年分、私立高受験用では5年または8年分の過去問題をラインアップしている。

 声の教育社は、中学・高校学校別問題集・受験案内など(中学・高校入試)の出版を行っている。「web過去問」は、声の教育社の過去問題集を動画化したもの。同社の編集者や中高受験のプロ講師など、過去問題を知りつくしたスタッフが動画で解説する。

 中学受験用の「web過去問」では、「声教web過去問プラス」「過去問ライブ」「オンライン過去問塾」を収録。「声教web過去問プラス」では、同社が出版する本の過去問題集から合格のカギとなる問題をピックアップして解説する。過去問題集では触れられなかった別解やプラスアルファの情報を加えるなど、受験生の合格をサポートする。男子・女子・共学校24校を対象に、過去問題2~5年分を、デジタル処理された板書で図形を実際に動かしたり、設問で使用される道具(実物)を用意するなど、「紙の過去問」では難しかった解説を、動画ならではの手法で説明する。

 「過去問ライブ」では、ベテラン講師陣が合格のカギとなる問題をピックアップし、黒板を使って過去問題を解説。実際の教室で行われる質の高い過去問対策授業を、臨場感あふれる動画で体験できるという。「オンライン過去問塾」では、首都圏難関校・人気校を中心とした過去問題の解説授業を、黒板を前に行う。対象は男子・女子・共学50校以上で3~10年分の過去問題となっている。

 高校受験用の「オンライン過去問塾」では、首都圏の約20校をピックアップ。収録されている「私立過去問ライブ」では、プロの講師陣が、首都圏難関校・人気校を中心とした英語と数学の過去問題解説授業を、黒板を前に行う。複数回試験のある学校は、基本的に一般入試を収録している。

 中学受験用「web過去問」は、全動画を見放題で3万6,080円(税込)。高校受験用「オンライン過去問塾」は、5年分で各教科5,280円(税込)、8年分で各教科8,580円(税込)。基本的には過去問題集が手元にあることを前提としたコンテンツとなっており、過去問題集は書店、声の教育社Webサイトで購入できる。

 なお、最新年度のものは5月中旬より順次追加アップロードされ、過去問対策が本格化する9~10月には全校そろう予定となっている。動画は購入年度の2月末まで視聴が可能。パソコンやタブレット、スマートフォンからログイン後、マイページの「動画の視聴はこちらから」よりストリーミング配信で視聴できる。

 また、現在の過去問題集に収録されている年度よりさらに過去の試験問題を収録しオンデマンド印刷(受注生産)した「カコ過去問」を販売している。たとえば希望の中学校の通常版の過去問題集(10年間)に、さらに過去の年度分を追加することができる。通常版(2024年度用)過去問は2,200円~2,970円(税込)プラス1年分の「カコ過去問」が1,100円(税込)~。ラインアップされている中学校は麻布、桜蔭、女子学院、開成、慶應中等部、早稲田、筑波大学附属駒場、渋谷教育学園幕張など首都圏の17校。高校受験でラインアップされているのは、お茶の水女子大学附属、開成、慶應義塾女子、東京学芸大附属、慶應義塾、渋谷教育学園幕張など14校と国立高等専門学校となっている。購入はAmazonのみとなっている。受注生産のため、キャンセルは不可。

《田中志実》

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