小学生の33％・中学生の44％が学校でずっとマスクを着用していることが2023年10月12日、ニフティが公表した調査結果から明らかとなった。理由には「素顔を見せたくない」「マスク着用が習慣に」などが上位にあがった。
「マスク着用」に関する調査は8月15日～9月11日、ニフティが運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」訪問者を対象にアンケートを実施したもの。有効回答数は1,724件。
学校でのマスク着用については、「授業内容や活動内容によってつけ外ししている」が小中学生全体の41％でもっとも多く、「ずっとつけている」37％、「ずっとつけていない」22％が続いた。校種別でみると、マスクを常時着用している小学生は33％、中学生は44％で、中学生のほうがやや多い傾向にあった。
学校でマスクをずっとつけている理由のトップは「素顔を見せたくないから」で小中学生の81％を占めた。理由には「ニキビや肌荒れしているから見せたくない」「つけていないと（コロナ以外で）不安になるから」といった意見が多く、中には「マスク依存症になってしまった」という回答もあったという。
一方、学校でマスクをずっとつけていない理由は「暑いから」81％がもっとも多く、ついで「息が苦しいから」66％、「素顔で生活したいから」40％。マスクをつけ外ししている理由やマスクを外すきっかけとなった理由も「暑い」が最多となっている。
学校以外のマスク着用は「病院」が最多で、小中学生全体の55％。2番目に多かったのは、小学生が「人がたくさんいる場所」だったのに対し、中学生は「家にいるとき以外はどこでもつける」となった。
マスクが外せてうれしかったことは、「みんなの顔が見える」「コロナ前と同じような生活ができる」「とにかく息がしやすい」など。対して、嫌だったことには、「コロナにかかりそうで怖い」「顔をすべて見せるのは少し恥ずかしい」「つけていると周りが外せと言ってくるようになった」などの回答が寄せられた。
