若者の孤立や生活苦を支援「ヤングサポート」登録者募集

 キッズドアは2023年10月5日、孤立孤独・生活苦を抱える若者に対し、物資・相談・情報支援を行う「キッズドア ヤングサポート」を開始した。現在、日本に住む18~29歳の登録者を募集している。

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キッズドア ヤングサポート
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 キッズドアは2023年10月5日、孤立孤独・生活苦を抱える若者に対し、物資・相談・情報支援を行う「キッズドア ヤングサポート」を開始した。現在、日本に住む18~29歳の登録者を募集している。

 キッズドアは、「すべての子どもが夢や希望をもてる社会へ」をビジョンに掲げ、2007年設立以来、困窮家庭の子供の学習支援に取り組んできた。おもな活動としては、ひとり親家庭や生活保護家庭などの小学生から高校生・高校中退した生徒までを対象とした無料の学習支援や、全国の困窮子育て家庭の保護者への情報・物資・就労などの支援を行う「キッズドア ファミリーサポート」を運営している。

 10月にスタートした「キッズドア ヤングサポート」では、これまで手が届いていなかった経済的に苦しく、孤独・孤立に悩む大学・専門学校などの学生を中心とした若者の支援を実施するという。

 困窮家庭出身などで親からの仕送りが期待できない若者は、給付や貸与の奨学金のみでは生活が苦しく、学費や生活費の工面に追われているだけでなく、さまざまなリスクを抱えている。

 たとえば、アルバイトに時間を取られるため、学業に時間が割けず成績不良により奨学金受給条件を満たせなくなる、学業とアルバイトで多忙のため相談できる友人がおらず孤立する、生活の苦しさから悪質なアルバイトに携わってしまうといったことがあるという。

 「キッズドア ヤングサポート」に登録できるのは、日本在住の18~29歳。お金、学業の継続、人間関係、望まない妊娠、DVなど、困りごとを抱える若者に対し、物資や食料品を送る「物資支援」、困りごとに応じた相談先を案内する「相談支援」、奨学金情報や有益な情報を届ける「情報支援」を実施する。1人で悩むのではなく、キッズドアとつながることで、生活の不安を軽減させることが目的だという。

 キッズドアが別途運営している「キッズドア ファミリーサポート」にすでに登録している人は、重複しての登録はできない。ただし、「キッズドア ファミリーサポート」に登録している人の家族が「キッズドア ヤングサポート」の登録条件を満たし、希望する場合は登録できる。

 現在、「キッズドア ヤングサポート」に登録すると、食品の応援BOXが届けられる。先着順で、なくなり次第終了となる。登録は、Webサイトより行う。

《いろは》

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