第11回科学の甲子園ジュニア、優勝は香川県代表チーム

 全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う「第11回科学の甲子園ジュニア全国大会」が兵庫県姫路市にて2023年12月8日から10日に開催され、県立高松北中など3校による香川県代表チームの優勝が決定した。

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優勝は香川県代表チーム
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 全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う「第11回科学の甲子園ジュニア全国大会」が兵庫県姫路市にて2023年12月8日から10日に開催され、県立高松北中など3校による香川県代表チームの優勝が決定した。

 科学の甲子園ジュニア全国大会は、科学好きの裾野を広げ、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的とした科学技術振興機構(JST)主催の中学生向けコンテスト。全国大会では、各教育委員会が実施した都道府県大会で選出された47の代表チームが、理科や数学などの複数分野にわたる「筆記競技」と「実技競技」に取り組み、総合点を競う。

 第11回大会の予選となる都道府県大会には、総計2万6,369人の生徒がエントリー。全国大会には、各都道府県から選出された6人が1チームとなり、合計47チーム277人の中学生たちが、理科や数学などの複数分野に関する知識とその活用能力を駆使してさまざまな課題に挑戦した。また今大会は、コロナ禍前の通常プログラムでの開催となり、全国各地から多くの観客が来場したという。

 全国大会では、筆記競技と実技競技2種目の得点を合計した総合成績第1位として、香川大学教育学部附属高松中学校、香川大学教育学部附属坂出中学校、香川県立高松北中学校の3校による香川県代表チームが優勝を飾った。成績は、筆記競技で最高得点、実技試験2では第3位に入賞し、文部科学大臣賞、トヨタ賞、UBE三菱セメント賞の3つの賞が贈呈された。

 総合成績第2位は宮崎県、第3位は愛媛県、第4位は富山県、第5位は群馬県の代表チームが入賞し、該当する各賞が贈られた。このほか、宮崎県は実技競技2で第2位に贈られるケニス賞、愛媛県は実技競技2で優れたデザインを開発したチームに贈られる企業特別賞などをあわせて受賞している。

 次回、第12回科学の甲子園ジュニア全国大会は、2024年12月中旬に、兵庫県姫路市にて開催予定。科学の甲子園ジュニアのWebサイトでは、今大会の結果のほか、過去の大会のようすを記事と動画で伝えるダイジェスト・レポートや、過去問なども見ることができる。

◆第11回科学の甲子園ジュニア全国大会 総合成績
1位「香川県」
2位「宮崎県」
3位「愛媛県」
4位「富山県」
5位「群馬県」
6位「愛知県」
7位「高知県」
8位「鳥取県」
9位「栃木県」
10位「島根県」

《川端珠紀》

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