2023年度第2回高卒認定試験、合格者は3,984人…文科省

 文部科学省は2023年12月20日、2023年度(令和5年度)第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果を公表した。前年度比187人減の8,523人が受験し、高卒認定試験合格者数は前年度比181人増の3,984人だった。

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出願者、受験者、合格者の状況
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 文部科学省は2023年12月20日、2023年度(令和5年度)第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果を公表した。前年度比187人減の8,523人が受験し、高卒認定試験合格者数は前年度比181人増の3,984人だった。

 高卒認定試験は、さまざまな理由で高校を卒業できなかった人たちの学習成果を適切に評価し、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格者には、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられ、就職や資格試験などにも活用できる。

 2023年度第2回高卒認定試験は9月8日まで願書を受け付け、11月4日と5日の2日間で試験を実施。志願者9,658人のうち、受験者は前年度比187人減の8,523人。1以上の科目合格者は7,602人で、このうち全科目合格者は前年度比181人減の3,984人、合格率は46.7%となった。

 高卒認定試験合格者の平均年齢は21.8歳、最高年齢は72歳。受験者は16歳~18歳が50.7%と半数を占め、合格者もこの年代が6割を超える。高卒認定試験合格者を最終学歴別にみると、「高校中退」が43.0%ともっとも高く、ついで「全日制高校在学」31.7%、「定時制・通信制高校在学」9.8%、「中学校卒業」8.8%など。

 文部科学省では、高卒認定試験合格者に対して合格証書、一部科目合格者に対して科目合格通知書を送付している。第2回試験の結果には、受験地別受験状況や年度ごとの推移なども掲載。文部科学省Webサイト内、高等学校卒業程度認定試験ページの報道発表一覧から見ることができる。

《川端珠紀》

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