石川県の公立92校が休校…地震影響大きく3学期開始できず

 2024年1月8日正午時点で、石川県の公立学校92校が休校となっていることが、内閣府が1月9日に公表した能登半島地震に係る被害状況等についての報告から明らかになった。1月9日以降の休校予定も含まれており、特に被害の大きかった地域で3学期の始業が延期・未定となっている。

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休校・短縮授業となっている学校等について(文部科学省情報:1月8日12:00現在)
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 2024年1月8日正午時点で、石川県の公立学校92校が休校となっていることが、内閣府が1月9日に公表した能登半島地震に係る被害状況等についての報告から明らかになった。1月9日以降の休校予定も含まれており、特に被害の大きかった地域で3学期の始業が延期・未定となっている。

 内閣府は、1月1日に発生した能登半島地震の被害状況等について、各省庁の報告を取りまとめ日々Webサイトで公表している。1月9日午前7時半現在の被害状況等の報告によると、1月8日正午時点で石川県92校、富山県14校、新潟県2校、計108校の公立学校が休校。1月9日の休校予定も含まれており、校種別(3県合計)では小学校がもっとも多く58校、中学校25校、高校19校など。

 崖崩れや敷地内亀裂隆起、校舎壁ひび割れ、ガラス破損などの物的被害状況は、石川県204校、富山県175校、新潟県131校の公立学校で確認されている。私立学校では、石川県4校、富山県5校、新潟県17校。国立学校では、石川県7校、富山県2校、新潟県4校で発生。

 また、石川県では公立学校52校が避難所となっており、3学期始業の目処が立っていない学校も多くあることが想定される。

《畑山望》

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