中高一貫校の授業に柔軟に対応、効率的に学べる「進研ゼミ中学講座 中高一貫」

 イード・アワード2023「通信教育」中高一貫生の部で、「進研ゼミ中学講座 中高一貫」が最優秀賞を獲得した。講座の特長などを、ベネッセコーポレーションの松花康代氏と山田晃生氏に聞いた。

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ベネッセコーポレーション 中学生商品部 中高一貫課 課長 松花康代氏と中学生事業本部 中学生マーケティング・営業部 中1営業課 山田晃生氏
ベネッセコーポレーション 中学生商品部 中高一貫課 課長 松花康代氏と中学生事業本部 中学生マーケティング・営業部 中1営業課 山田晃生氏 全 8 枚 拡大写真

 イード・アワード2023「通信教育」中高一貫生の部で、「進研ゼミ中学講座 中高一貫」が最優秀賞、また部門賞でも「添削の質が良い通信教育」「継続しやすい通信教育」「授業料の満足度が高い通信教育」を獲得した。

 多くの中高一貫生に支持を受ける同講座の特長や今後の展望などを、ベネッセコーポレーション 中学生事業本部 中学生商品部 中高一貫課 課長 松花康代氏と中学生事業本部 中学生マーケティング・営業部 中1営業課 山田晃生氏に聞いた。

中高一貫生の日常を考えて作られた教材

--イード・アワード2023「通信教育」中高一貫生の部で最優秀賞、さらに「添削の質が良い通信教育」「継続しやすい通信教育」「授業料の満足度が高い通信教育」で部門賞を獲得されました。おめでとうございます。

松花氏:ありがとうございます。素直にうれしいです。本当に光栄ですし、これからの受講を考えている方も、安心して取り組んでいただけると思っております。

山田氏:お客さまに喜んでもらえるようにと考えて日々教材・コンテンツ作成に取り組んでいます。それが形になって賞という形で評価いただけたのは、とてもうれしいです。ありがとうございます。

ベネッセコーポレーション 中学生事業本部 中学生商品部 中高一貫課 課長 松花康代氏

--部門賞で「添削の質が良い」と評価されたのはどのような点だと思われますか。

松花氏:添削をしてくださる赤ペン先生は指導経験が長い方が多く、「丁寧に見てもらえる」「赤ペン先生からのアドバイスで自分が何を間違えたのかを発見して次につなげられる」というお声を多くいただいています。教材作成でも協力していただくことがあり、赤ペン先生からのアドバイスを受けて教材を改善することもあります。

 また、昔は提出から返却まで2週間ほどかかっていましたが、タブレットや専用アプリを使うことで今は約3日ほどに短縮されました。このような点も評価された要因かもしれません。

山田氏:赤ペン先生は皆さん「子供の学力を上げたい」と取り組んでくださっていて、どのように考えたか解答までのプロセスも読み取ってアドバイスをしています。こうした赤ペン先生がたくさんいるのが弊社の強みですね。

ベネッセコーポレーション 中学生事業本部 中学生マーケティング・営業部 中1営業課 山田晃生氏

--「継続しやすさ」でも評価をされました。受講者が継続しやすくなるよう、どのような工夫をされていますか。

松花氏:中高一貫校は学校によって進度がさまざまで、学年の枠にとらわれず内容を関連付けて学ぶ学校、検定外教科書を用いて中学課程の内容を越えて学ぶ学校もあります。そこで中高一貫生向けの講座では「進度フリー」という仕組みを設けて、学年を問わず中学課程3年間の内容に取り組めるようにしています。また、検定外教科書にも対応し、学校登録すれば学校にあわせた教材を自動的にお届けしています。

 中高一貫校の授業は難しく、予習・復習をきっちりやることが求められます。一方で、土曜日にも授業がある学校もあり、部活や行事も盛んです。通学時間がかかる場合は朝も早く、勉強時間が確保しにくいという方も少なくありません。「効率的に勉強したい」「自分のペースで勉強したい」という声も多いので、日常的に取り組んでいただける教材をお届けしています。このような点を評価してくださったのかなと思っています。

山田氏:会員が集まるデジタルのコミュニティでは、会員自らが勉強法や教材の活用法を披露しあうなどしています。これが教材への愛着に結び付いて、やる気が続くようです。

松花氏:タブレットを開くと仲間がいるのはモチベーションにつながりますよね。「学習習慣をつけるためには、勉強を開始する時間を固定することが大切」だと中高一貫校の先生にお聞きしたことがあります。

 勉強時間が「0分」のところを増やそうと思っても、0に何をかけても1にすることはできません。けれど、勉強開始時間を決めておいて、どんなに忙しくても5分でもいいから勉強できれば、その時間を増やしやすいんです。

 タブレットでは、自分で勉強の時間を登録すると開始時間にアラームが鳴ります。時期やイベントにあわせたお知らせも出てくるので、「楽しそうだからやってみよう」と思ってもらえるような工夫もしています。

--「授業料の満足度」への評価はどのように思われますか。

松花氏:タブレットの教材は進度フリーですが、実際のテストは紙に解くものなのであえて紙の教材もお届けしています。このタブレットと紙、双方の価値が授業料の評価につながっていると思います。

添削問題はタブレットと紙と両方を用意。提出から返却までがスピーディーなので、テスト前にも活用されている。

松花氏:あとは英検対策です。昨年実施した会員への調査では、およそ4割が学校から英検取得を促されていました。中3までに準2級の取得が目安ですが、英語に力を入れる学校では2級から準1級、留学を視野に入れるという場合はさらに上位級を目指すことも多くなっています。そこで中高一貫生向け講座では、弊社が運営する「Challenge English」のデジタル教材と、外国人講師とのマンツーマンの「オンラインスピーキング」を年12回、受講費内で受けられるようにしています。英検3級以上は2次試験で面接があるので、「オンラインスピーキング」はその練習としても活用していただけます。

「英語検定対策BOOK」は学年にあわせた教材を送付しているが、受験級にあわせて取り寄せることもできる。

山田氏:進研ゼミは9教科をカバーしていて、5教科と実技を含めた対策が可能である点も評価をいただいているのだと思います。最近は首都圏以外の公立中高一貫校の方も多くなってきています。周りに中高一貫校に対応した塾がないことを理由に、進研ゼミを検討して中高一貫コースをご活用いただく方も多いようです。

松花氏:過酷な中学受験を終えて、しばらくは休ませてあげたいと思う親御さんや、新生活に慣れるまでは忙しく、塾なしでスタートするというお子さまは少なくないと思います。ただ「授業のスピードが速く、わからない部分を解決できずに、進研ゼミを手に取った」という声はとても多いです。「通学時間が長くて塾に行く時間が取れない」「部活を頑張りたいので自宅でできる進研ゼミにした」という声もよく聞きます。

中高一貫校ならではの進度や難易度に柔軟に対応

--学校によって異なる授業の進度や難易度に対応する工夫を教えてください。

松花氏:タブレットでは進度フリーの学習が可能ですが、決まった時期にお届けする紙の教材も、苦手になりやすい英語と数学に関しては、いつでも必要な単元をお取り寄せいただける「進度リクエスト」を実施しています。中高一貫校は中2までに中学の学習範囲を終えて、中3から高校の学習範囲に入る学校が多いので、必要になった時にはお取り寄せ可能ですし、デジタルでも高校の学習範囲が学べます。また英検対策においても、自分が受けたい級の教材を取り寄せることも可能です。

山田氏:たとえば、高校で習う化学基礎や物理基礎も、進度リクエストで要点確認や暗記ができる教材をお届けできます。先日、とある学校を見学に行ったのですが、中学の物理が終わるとそのまま高校の学習範囲である「物理基礎」に進んでいました。そのような学校の方にもきちんと対応できています。

松花氏:中3は高校課程に入る学校と中学課程を扱う学校が混在する時期なので、中学と高校の関連する分野の橋渡しをする教材をお届けしています。また苦手克服のために中学課程の学習についてはタブレットで取組み結果を記録して、目標得点とのギャップを教科ごとに表示します。「ときなおしカルテ」では、解きなおすべき問題が蓄積され、テスト前や時間のないときには、その部分だけ集中的に取り組めるようなっています。

--定期テスト対策としては、どのような取組みをされていますか。

松花氏:定期テスト対策として、テストの日程や範囲を入力すると、自動で学習計画を生成する仕組みを取り入れています。「定期テスト予想問題」は、解説が多く、途中で省略してはいけない考え方などを細かく説明しているので、実際に講義を受ける感覚で学習できます。わからない問題をタブレットでアドバイザーに質問すると、翌日には回答が返ってくる「疑問解消サービス」もあります。

検定外教科書にも対応している定期テスト対策の教材。豊富な解説が特長。

山田氏:教科ごとに別冊化している「暗記ブック」は通学時に持ち歩きやすいサイズであることにこだわっていて、邪魔にならない大きさが受講生に人気です。

英検対策が充実、人気参考書も受講費内で使い放題

--最近、注力されているコンテンツや取組みはありますか。

松花氏:受講費内で利用できるコンテンツが多い点だと思います。先ほどもお話しした「Challenge English」では、年3回の英検対策ライブ授業や、受検日の30日前から合格に向けた勉強ができる「検定対策モード」などが利用できます。

 「電子図書館まなびライブラリー」では、小中高生向けの約1,000冊の電子書籍を読むことができます。課題図書のような本だけでなく、お子さまの好きな漫画のノベライズなども取り揃えています。今年スタートした「教材館」では、英検や漢検の人気参考書が好きなだけ使えます。英検の参考書は音声も聞けますし、受検してみようと思い立って、すぐに参考書を見られるのは効果的だと思います。

中3から大学受験を意識付け、中だるみを解消

--大学受験を目指している受講生が多いと思います。大学入試が大きく変わってきていますが、大学受験に向けてどのような対策をされていますか。

松花氏:中高一貫生は高校課程の内容を学校で学ぶ方も多いので、大学入試問題を解けるような力を養うための教材を中3からお届けしています。また、大学入試を意識づけるためにベネッセグループの「お茶ゼミ√+(ルータス)」という塾で東大クラスを指導している先生の英語と数学のライブ授業や映像授業を長期休みに実施しています。

山田氏:お茶ゼミ√+(ルータス)のライブ授業は、中高一貫校生のレベルにあわせて難しいこともテクニックを交えてわかりやすく教えてくれるので、とても人気がありますね。

松花氏:高校受験がない中高一貫生にとって、中3は中だるみしやすい時期と言われています。それを脱するために、どんな学部に行きたいから、この勉強をするといった意識が大切です。そこで毎月、大学や学部の情報、先輩チューターの進研ゼミOB・OGの体験談を掲載した進路と学習の情報誌をお届けしています。また「マナビジョン」という大学情報や職業情報がわかるWebサイトもあります。「保護者通信」では、大学入試はこう変わっている、お子さまへの声掛けはこんなふうにしていただくと良いといった保護者向けの情報もお届けしています。

山田氏:受講生が受ける「全国統一中高一貫実力判定テスト」では、今の学年で同じくらいの成績だった先輩が将来はこのような大学に合格したという情報がわかります。間違えた問題にあわせて復習のアドバイスも見ることができます。このように大学入試を少しずつ意識できるようになっています。

--受講生の興味・関心の幅を広げるような取組みはされていますか。

松花氏:「子供たちは好きなことを見つけるとすごく頑張るが、何を頑張ったらいいかわからないと、ちょっとぼんやりしてしまう。そのため好きの種をいっぱいばらまく。そこで何かを見つけると、途端に頑張り始める」というお話を中高一貫校の先生に聞いたことがあります。

 私たちも、好きの種を見つける、挑戦する、仲間と協働するという経験が、次の意欲を生み出すという考えのもと教材制作を行っています。すると、それぞれが自分の好きなことを見つけて、会員の方たちはコミュニティでICTが苦手な人が楽しく力をつけるためのタイピングゲームを作ったり、中学生に気持ちを伝える合作の漫画や小説を作ったり、進研ゼミの後輩会員たちを応援しようと勉強法を伝えたりと、小さなPBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)が実現しています。

会員の声を集めて教材に生かす。個別最適な学びの実現へ

--今後の展望をお聞かせください。

松花氏:今後はさらに個々にあわせた勉強ができるような仕組みを検討しています。まずはタブレットで数学の難問を少し増やして、もっと上のレベルの内容に取り組めるよう改善していきます。来年は、これまで中1・中2限定で受講費内でお届けしていたオンラインスピーキングを中3にも受講費内で提供して全学年に対応します。さらに英・数・国だけだったプロ講師の映像講義を、ほかの教科でも受講できるよう準備をしています。

山田氏:実際に会員の方たちに会うと、いろいろな学びがあります。これからも会員の方とお会いする機会を増やして講座内容にフィードバックしたいです。

--保護者の方にメッセージをお願いします。

山田氏:中高一貫校に入学が決まりましたら春休みに準備をすることをお勧めします。「進研ゼミ中学講座 中高一貫」は入学までに取り組める教材をお届けします。今年は新しく漢検対策の冊子も作りましたので、ぜひお手に取っていただければと思います。

4月から好スタートが切れる「中高一貫校生専用!入学準備セット」をお届け。
※すべてが手に入るのは2/25まで。

松花氏:入試が終わると「勉強習慣が途切れてしまい心配だ」という声をよくお聞きします。中学入試後から、忙しい中でも学習習慣の継続と先取りに取り組める「進研ゼミ中学講座 中高一貫」をぜひご検討ください。

--ありがとうございました。

 中高一貫生のニーズを次々と実現する「進研ゼミ中学講座 中高一貫」。インタビューでは、会員や中高一貫校の先生方との密なコミュニケーションがその背景にあることが理解できた。中高一貫校に入学が決まった子どもたちや保護者には、この講座があることを思い出してほしい。

※英検は、日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※「漢検」「漢字検定」は日本漢字能力検定協会の登録商標です。
※「赤ペン先生」は、ベネッセコーポレーションの登録商標です。

《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

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