大阪府教育委員会は2025年7月9日、2026年度(令和8年度)大阪府公立高等学校入学者選抜における各校のアドミッションポリシー、学力検査問題の種類・成績、調査書の評定にかけるタイプを公表した。
大阪府公立高等学校の一般入学者選抜における「学力検査問題の種類並びに学力検査の成績および調査書の評定にかける倍率のタイプ」は、各高校長が選択し、所管の教育委員会が決定している。
学力検査問題は「A(基礎的問題)」「B(標準的な問題)」「C(発展的な問題)」の3種類。倍率のタイプはI~Vの5段階で、たとえば、学力検査の成績をもっとも重視するタイプIは、学力検査の成績にかける倍率を1.4倍、調査書の評定にかける倍率を0.6倍とし、反対に調査書を評定をもっとも重視するタイプVでは、学力検査を0.6倍、調査書を1.4倍として総合点を算出する。
2026年度の一般入学者選抜(全日制)で、国語・数学・英語の3教科の学力検査問題ですべて「C(発展的な問題)」を選択しているのは、普通科(単位制含む)では池田、八尾、富田林、泉陽、和泉、鳳の6校。文理学科は北野、大手前、高津、天王寺、豊中、茨木、四條畷、生野、三国丘、岸和田の10校。このほか、春日丘(文理探究)、千里(国際文化・総合科学)もオールCの設定で、倍率のタイプは、いずれも学力検査の結果を重視するタイプIとなっている。
なお、英語の学力検査は、「大阪版 中学校で学ぶ英単語集(2022年6月改訂)」から出題される。A・Bの問題のリスニングテストでは、同一問題を使用し、配点は約20%。C問題のリスニングテストでは、A・B問題と異なる問題を使用し、配点は約33%とする。
大阪府公立高等学校入学者選抜における一般入学者選抜は、出願期間が2026年3月4日~6日、学力検査等が3月11日。ただし通信制の課程のみ、出願期間が3月2日~4日、面接が3月8日~10日のうち1日。合格発表はいずれも3月19日に行われる。