「お金がなくて、学べなかった」を教育NFTでゼロにする

ONGAESHIプロジェクトチームは2024年4月1日、April Dreamに賛同し、教育NFTを活用することで「お金がなくて、学べなかった」人をゼロにする、という夢を発信した。子供からおとなまで、学費が支援され無償教育を受けられる社会の実現を目指すという。

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「お金がなくて、学べなかった」を、教育NFTでゼロにする
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 ONGAESHIプロジェクトチームは2024年4月1日、April Dreamに賛同し、教育NFTを活用することで「お金がなくて、学べなかった」人をゼロにする、という夢を発信した。子供からおとなまで、学費が支援され無償教育を受けられる社会の実現を目指すという。

 ONGAESHIの教育NFTは、有料講座などの「受講権利」をNFT化したもの。「学びのスポンサー」として購入したNFTを、学びたい人「タレント」に貸すことで、タレントが無償で学ぶことができる。そして支援したタレントが就職・転職すると、スポンサーには育成貢献金(トークン)が付与される。誰かの「学びたい」が、私の「応援したい」になる、教育NFTを活用した新しい教育支援の仕組みである。

 ONGAESHIプロジェクトは、教育に資金が持続的に巡る社会を実現するために、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター、東京理科大学インベストメント・マネジメント、Institution for a Global Societyなどの8者が参画し、2023年2月に始動した。タレントひとりひとりに対して学びのスポンサーがつくことで教育費用が賄われる、新しい教育支援の仕組みの社会実装に挑戦している。

 まずは若手社会人のリスキリング講座を無償化し、転職まで支援するサービス「ONGAESHI」を2023年10月に提供開始した。「ビジネスプランナー講座」「データサイエンス講座」「ハンズオンWebアプリ開発 初めてでもわかるPython入門」「Aidemy ITエンジニア育成講座~AIアプリ実装コース~」など、デジタルスキルを中心とした講座を提供。スポンサーによる教育NFTの購入および貸出により、半年間で100名以上(2024年3月末時点)のタレントへ無償教育を提供し、新しいキャリアへの転職支援を行っている。

 将来的には教育NFTの仕組みを広げることで小中高生への無償教育も目指していくという。

《中川和佳》

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