【高校受験2025】神奈川県公立高、選考基準・特色検査の概要

 神奈川県教育委員会は2024年6月7日、2025年度(令和7年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜における選考基準および特色検査の概要を公表した。選考で重点化する教科の内容や、特色検査の概要・実施校などをまとめている。

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令和7年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準一覧の一部
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 神奈川県教育委員会は2024年6月7日、2025年度(令和7年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜における選考基準および特色検査の概要を公表した。選考で重点化する教科の内容や、特色検査の概要・実施校などをまとめている。

 2025年度神奈川県公立高等学校入学者選抜は、共通検査を2025年2月14日、特色検査および面接を2月14日・17日・18日、追検査を2月20日に実施し、合格発表を2月28日に行う。選考となる基準は、学校ごとにまとめた一覧表PDF「選考基準」で確認できる。一覧には、特色検査の実施有無や、評定・学力検査の結果・特色検査の結果ごとに取り扱う比率、選考の際に重点化する教科と配点などを掲載している。

 学力検査は、全日制は原則5教科(英国数理社)を1教科50分・100点満点で評価するが、特色検査を実施する場合、3教科にまで教科数を減らす学校がある。定時制では、原則3教科(英国数)を1教科50分・100点満点で実施。「定通分割選抜」では、原則3教科を1教科30分、50点満点で実施する。

 クリエイティブスクール(田奈・釜利谷・横須賀南(普通)・大井・大和東)では、学力検査は実施しない。また、調査書の「評定」は取り扱わず、「観点別学習状況」を活用し、実施した検査の結果とあわせて総合的に選考する。このほか、横浜国際(国際/国際科国際バカロレアコース)では、「共通選抜の数値の算出」の選考方法とは異なる選考を実施。フロンティアスクール(横浜明朋、相模向陽館)は、実施した検査(学力検査等)の結果および調査書の「観点別学習状況」を資料として活用し総合的に選考する。通信制の課程では、調査書および作文の結果を資料として活用し、総合的に選考する。

 特色検査実施校では、それぞれ「自己表現」「面接」「実技」のいずれか、または複数を実施する。全日制普通科(クリエイティブスクールを除く)の共通選抜で、特色検査を実施するのは21校。なお、横浜翠嵐(普通)、柏陽(普通)、希望ケ丘(普通)、大和(普通)など、学力向上進学重点校8校および学力向上進学重点校エントリー校10校の特色検査については、共通問題と共通選択問題を用いて「自己表現」検査を実施する。

 選考基準は、県教育委員会ホームページのほか、「募集案内」にも掲載される。

《川端珠紀》

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