ニフティは、ニフティキッズで「ネッ友」に関するアンケート調査を実施し、2024年8月15日に結果を発表した。ネッ友と知り合った場所は「ゲーム」や「LINEのオープンチャット」が多く、そのうち会話やDMなどで個別に連絡を取る人は7割超だが、実際に会うのは10%台であることがわかった。
「ネッ友」に関する調査は、2024年6月11日から7月15日にかけてインターネットにて実施。対象は小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者で、2,547人から回答を得た。
ネッ友がいると答えたのは全体の69.6%(小学生64.1%、中学生74.6%)となった。知り合った場所は「ゲーム」44.3%が一番多く、続いて「LINEのオープンチャット」25.4%、「X」16.2%や「TikTok」15.1%などのSNSが続く。小学生では「ゲーム」が圧倒的に多くネッ友がいる小学生の約半数がゲームで知り合うようだ。一方、中学生では1位の「ゲーム」と2位の「LINEのオープンチャット」で割合に大きな差はない。
「ネッ友がいる人」のうち、会話やDMなどで個別に連絡を取るネッ友がいる人は小学生で64.8%、中学生では79.8%と年齢が上がるにつれて割合が増えている。一方で、実際に会ったことがある人は小中学生ともに10%台と少なかった。
また、ネッ友と実際の友達で居心地の良さを比べると、中学生では僅差だが「ネッ友」のほうが居心地が良いと考えている人のほうが多くなっている。
実際の友達が居心地が良いと回答した小中学生にとって「実際に会って話せる」「信頼できる」「相手のことをよく知っている(家族など)」が理由としてあげられた。ネッ友が居心地が良い理由は、小学生では「直接関わりがないからこそ相談できる」、中学生では「素の自分を出せる」が1位となった。
ネッ友と関わることでいやな思いや怖い思いをした小中学生は25.8%。喧嘩や誹謗中傷などのトラブルに巻き込まれたといった声が多くあがる一方で、付きまといや性犯罪に抵触しそうな経験をした人もいる。また、「同い年と言っていたから電話したら、実はおじさんだった」など、子供を装って相手が年齢を偽るケースもあるようだ。
ネッ友と付き合った経験がある小中学生は24.4%で、「実際にネッ友と会ったことがある」14.3%を上回る。ネッ友と付き合ったことがある人の中には、実際に会わずに付き合った人もいるようだ。