茨城高専×Cohere For AI、次世代AI教育モデルの構築へ

 茨城工業高等専門学校は2024年8月30日、カナダの先進的AI企業Cohereの非営利研究組織であるCohere for AIの支援を受け、5日より高等専門学校におけるAI活用教育の新モデル構築に向けた研究プロジェクト「AI活用教育イノベーション」を開始したと公表した。

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共同研究を行う教員とコアメンバーとなる学生の一部
共同研究を行う教員とコアメンバーとなる学生の一部 全 3 枚 拡大写真

 茨城工業高等専門学校は2024年8月30日、カナダの先進的AI企業Cohereの非営利研究組織であるCohere for AIの支援を受け、5日より高等専門学校におけるAI活用教育の新モデル構築に向けた研究プロジェクト「AI活用教育イノベーション」を開始したと公表した。

 高等専門学校におけるAI活用教育の新モデル構築に向けた研究プロジェクト「AI活用教育イノベーション」では、最新のAIモデルを活用して、学生たちが共同研究者として積極的に参画し、国際的な教育AI開発に貢献。AIチャットやAPIを用いた学習活動の効果を分析し、高等専門学校教育におけるAI活用の可能性を探る。

 プロジェクトは教員の指導のもと、本科2年生から5年生までの各系(学科)を横断して選抜された21名の学生をコアメンバーとして、学生の創造性と主体性を重視しながら開始。プロジェクトの進展にともない参加学生を段階的に拡大していく予定で、9月末には公募を行い、より多くの学生にAI教育研究への参加機会を提供するという。

 プロジェクトリーダーを務める茨城高専国際創造工学科 一般教養部の佐藤桂輔准教授は、「Cohere For AIのAIモデルは、その優れた多言語処理能力と教育分野での性能が注目されています。このプロジェクトを通じて、学生たちがAI技術を深く理解し、倫理的な配慮をしながら革新的なソリューションを生み出す力を養うことを目指しています。初回アンケート結果からも、学生たちのAIへの高い関心が明らかになり、プロジェクトの意義を再確認しました。今後、参加学生を拡大していくことで、創造性と主体性を最大限に引き出しながら、教員との協働によって革新的なAI教育モデルの構築を目指します」とコメントを寄せた。

《いろは》

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