大東建託は2024年10月2日、居住満足度調査をもとにした「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」を発表した。総合1位は3年連続「福岡県」、2位は2年連続「神奈川県」、3位は「東京都」となった。
ランキングは、居住者の居住満足度と満足度8因子・建物満足度・主観的幸福度・住み続けたい意向の12項目と、非居住者の居住訪問経験(5項目)、認知(2項目)、居住訪問希望(3項目)、個別評価(8項目)の18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均をもとに算出した。項目の詳細は表「街の魅力度ランキング2023<都道府県>TOP40(項目別)」に掲載している。
調査期間は2024年2月21日~3月14日、インターネット調査にて全国47都道府県(対象1,890自治体)居住の20歳以上の男女を対象に実施し、18万3,727人の回答を集計した。なお、街の魅力を発信することを目的としているため、下位(41位以下)の順位は公開していない。
街の魅力度トップは3年連続で「福岡県」となった。2位は2年連続で「神奈川県」、3位「東京都」(前年5位)、4位は「京都府」(前年3位)、5位は「兵庫県」(前年4位)と続く。
「福岡県」は、居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位の評価を得ている。一方、非居住者評価では「仕事で行ってみたいと思う」で1位、「住んでみたいと思う」「住みやすそう」「食べ物がおいしい」で2位と評価が高くなっているほか、「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」の評価項目では3位となった。
3位の「東京都」は、居住者評価は1位だが非居住者評価は11位。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県でもっとも多いものの、居住者評価の「静かさ治安」「物価家賃」などの項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げる結果となった。
「観光に訪れたいと思う」の項目では、1位は3年連続で「北海道」。2位は「沖縄県」(前年3位)、3位は「京都府」(前年2位)となった。非居住者評価を項目別にみると、「北海道」は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、「沖縄県」は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で2位、「京都府」は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位と、道府県の観光地としての魅力にも特徴がありそうだ。
他社のランキングで話題になった「茨城県」は総合37位(居住者評価、非居住者評価ともに37位)と上位ではないが、最下位ではない。また、「群馬県」は総合29位(前年33位)、「栃木県」は総合28位(前年30位)と、それぞれ順位を上げた。
ランキングトップ10は、以下のとおり。ランキングの詳細は、いい部屋ネットの「街の住みここち&住みたい街ランキング」Webページで閲覧できる。過去のランキングや、他エリアのランキングなども掲載されている。
◆街の魅力度(都道府県)ランキング2024
1位:福岡県
2位:神奈川県
3位:東京都
4位:京都府
5位:兵庫県
6位:大阪府
7位:長野県
8位:沖縄県
9位:静岡県
10位:北海道