青森県教育委員会は2024年10月1日、第2期実施計画における高等学校の統合についてWebサイトに掲載した。青森西高校と浪岡高校の統合による東青地区統合校、大湊高校とむつ工業高校の統合による下北地区統合校の2校を2027年度(令和9年度)に開校する。
「青森県立高等学校教育改革推進計画基本方針」(2016年策定・2020年改定)では、さらなる生徒数の減少に対応しながら、高等学校教育を受ける機会を確保し、これからの時代に求められる力を身に付ける教育環境を整備するため、計画的な学校配置に取り組むこととしている。
青森県立高等学校教育改革推進計画第2期実施計画(2023年度~2027年度)では、青森西高校(普通科6学級)と浪岡高校(普通科2学級)の統合による東青地区統合校(普通科6学級)を青森西高校の校地(既存校舎を活用予定)、大湊高校(総合学科4学級)とむつ工業高校(工業科3学級)の統合による下北地区統合校(総合学科3学級、工業科2学級)をむつ工業高校の校地(校舎を新たに整備予定)に2027年度開校すると示している。
両統合校については、統合の対象となる学校関係者などで構成する開設準備委員会を今後立ち上げ、統合校の新たな名称、目指す人財像、特色ある教育活動などを協議。統合の対象となる学校間の連携のあり方、各校の歩みを伝えるための資料展示などについて情報共有する。
2026年度(令和8年度)には、統合の対象となる学校内に開設準備室を設置。開設準備委員会の協議結果を踏まえ、開校に向けた具体的な準備を進めていくとしている。