岡山県教育委員会は2025年2月28日、2025年度(令和7年度)岡山県公立高等学校一般入学者選抜の確定志願状況を発表した。県立全日制の平均志願倍率は前年度比0.05ポイント減の1.04倍。学校・学科別の倍率は岡山工業(デザイン)3.88倍がもっとも高かった。
2025年度岡山県公立高等学校一般入学者選抜は、2月25日から27日正午まで出願を受け付けた。県立全日制は、50校の募集人員5,729人に対し、志願者数5,968人で倍率1.04倍。前年度と比べ0.05ポイント低下した。
県立全日制の志願倍率は、岡山工業(デザイン)3.88倍がもっとも高く、ついで岡山工業(建築)3.13倍、岡山工業(情報技術)3.00倍、西大寺(商業)2.69倍、水島工業(情報技術)2.50倍、興陽(農業)2.38倍、岡山東商業(商業※くくり募集)2.25倍、倉敷中央(家政)2.13倍、津山商業(商業※くくり募集)2.13倍など。一方、県立全日制32校57科1コースでは、志願者数が募集人員に満たなかった。
このほか、おもな学校の志願倍率は、岡山朝日(普通)0.98倍、岡山城東(普通)1.19倍、岡山操山(普通)1.23倍、岡山芳泉(普通)1.16倍、岡山一宮(普通、理数)1.14倍、倉敷青陵(普通)1.04倍など。
市立全日制は、2校の募集人員73人に対し42人が志願し、志願倍率は前年度比0.2ポイント減の0.58倍。学校・学科別の倍率は、岡山後楽館(総合)1.21倍、玉野商工(ビジネス情報)0.20倍、玉野商工(機械)0.56倍だった。
一般入学者選抜は今後、3月11日に学力検査、3月12日に面接・実技、3月19日に合格者発表を行う。インフルエンザの罹患など、やむを得ない理由により欠席した者を対象とした追検査は3月19日に実施し、追検査日以降に選抜結果を中学校等校長を通じて本人に通知する。
なお、欠員が生じている学校で行われる2次募集の実施校および募集人員は、高校魅力化推進室のWebサイトで、3月19日午前9時30分に発表される。