東洋大学は、2025年4月から「総合知」教育を開始する。総合知とは、「物事を多面的に深く考察、自分と他者のもつ知を重ねあわせて、総合的に判断をする力をもたらす知」を意味する。全14学部から提供される科目を柔軟に履修できる新カリキュラムやAI活用アプリを導入する。
哲学をルーツにもつ東洋大学では、教育理念として「自分の哲学をもつ」「本質に迫って深く考える」「主体的に社会の課題に取り組む」を掲げている。学生が自らの問いをもち、その本質に迫って深く考えるためには、学部の枠内で提供する従来型のカリキュラムだけでなく、学生自身が学びを創る“学習者本位の教育”を実現する必要があり、そのためには多様な知と出会う機会を広げることが不可欠であるとの考えから今回、全学をあげて「総合知」教育を設計した。
2025年4月から始まる「総合知」教育は、すべての学部から提供されている科目から、学生ひとりひとりが自身の興味関心や将来像に応じて履修科目を選び、学びをデザインできる。学生自身が学びを創る"学修者本位の「総合知」教育"の実現を目指し、学部横断で科目を柔軟に履修できる新しいカリキュラムを導入する。
新カリキュラムでは、全14学部から提供される約600の専門科目を全学部共通の「全学基盤教育科目」「全学共通教育科目」として開講する。学生は所属学部の専門科目とは別に、興味に応じた科目を学部やキャンパス横断で履修することができる。また、学修者本位の学びをサポートするツールとしてAIを活用した「総合知アプリ」を学内で独自開発した。
アプリには、総合知を生かしたキャリアを歩んでいる卒業生等の事例を紹介する「事例紹介(Collection)」、AIが学生の興味関心に基づいて学問分野の組み合わせを提案する「学問の組み合わせ生成(Simulator)」、興味のある分野に関連する科目を検索可能な「科目検索(Navigator)」、履修に関する困りごとを検索できるAIチャットボット機能「AI履修情報検索チャットボット」という4つの機能がある。