LINEヤフーが運営する「LINEリサーチ」は、全国の中高生を対象に音声通話の頻度や相手、通話時間、話題について調査を行い、その結果を発表した。調査によれば、中高生の約半数が週に1日以上音声通話をしており、男子のほうが女子よりも通話頻度が高いことがわかった。
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査は、日本全国の中学生、高校生の男女を対象に実施し、1,037サンプルの有効回収を得た。実施時期は、2025年2月19日~2月21日。
中高生に対して、家族や友達、知り合いとの音声通話の頻度を尋ねたところ、全体で週に1日以上通話をする人が4割台後半に達した。男子中高生では5割強、女子中高生では4割強で、男子のほうが通話頻度が高い傾向が見られた。女子中学生の1割台半ばが「まったくしない」と回答し、女子高校生の約2割が「月に1日より少ない」と答えた。
通話相手については、男子中高生では「同じ学校の友達」がもっとも多く、女子中高生では「母親」が1位となった。男子中学生では「同じ学校の友達」が7割台半ばで1位となり、続いて「母親」「父親」がランクインした。女子中学生では「母親」が6割台半ばで1位となり、家族とのコミュニケーションが多いことがうかがえる。男子高校生では「同じ学校の友達」が5割強で1位、女子高校生では「母親」が6割強で1位となった。
通話時間については、男子中高生では「5分未満」、女子中高生では「2時間以上」がもっとも多く、それぞれ3割弱を占めた。女子中高生は通話頻度は高くないものの、1回あたりの通話時間が長い傾向にある。
通話内容に関しては、男子中学生では「趣味(ゲーム、アニメ、スポーツ、音楽など)」が6割強で1位となり、女子中学生では「友達のこと」「約束や連絡に関すること」「趣味のこと」が5割強で上位を占めた。高校生では、男子が「趣味のこと」、女子が「学校で起きた出来事のこと」がそれぞれ1位となった。
ビデオ通話の頻度についても調査が行われたが、中高生ともに「まったくしない」が4割台でもっとも多く、音声通話に比べてビデオ通話の頻度は低いことがわかった。