全国高校生プレゼン甲子園…応募フォームにAI搭載

 全国高校生プレゼン甲子園実行委員会は、福井県教育委員会、プレゼンテーション協会と共催で、「第5回 全国高校生プレゼン甲子園」を開催する。テーマは「多様性と寛容性が織りなす未来に向けての提言」今年度からは応募フォームにAIが搭載され、参加者はAIプレゼン先生からフィードバックを受けることができる。

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全国高校生プレゼン甲子園
全国高校生プレゼン甲子園 全 2 枚 拡大写真

 全国高校生プレゼン甲子園実行委員会は、福井県教育委員会、プレゼンテーション協会と共催で、「第5回 全国高校生プレゼン甲子園」を開催する。テーマは「多様性と寛容性が織りなす未来に向けての提言」で、最優秀賞には文部科学大臣賞が授与される。今年度からは応募フォームにAIが搭載され、参加者はAIプレゼン先生からフィードバックを受けることができる。

 同大会は、高校生がテーマについて深く考察し、自分の考えを「伝える」ことで、論理的思考力や表現力、創造力などを養うことを目的としている。2024年は全国から755チームがエントリーし、決勝では市立札幌開成中等教育学校のチームユナイトが優勝した。今年の決勝も福井県のハピリンホールで開催され、審査員や観客に向けて熱いプレゼンが行われるという。

 応募資格は高校生1チーム3人まで(個人でも可)で、予選のプレゼン時間は3分以内とされている。地域ブロック大会や決勝大会に参加できることが条件で、進出したチームは報道機関や大会公式Webサイトでの顔写真や氏名、学校名の掲載に同意する必要がある。

 応募期間は2025年5月23日から6月11日午後5時まで。1次審査の予選動画提出後、2次審査のブロック選抜がオンラインで行われ、予選通過チームが決定する。決勝大会は8月23日に開催され、予選を通過した10チームが5分間のプレゼンを行い、その後審査委員との質疑応答が行われる。

 今年度から導入されたAIプレゼン先生は、TANRENのパフォーマンス評価アプリ「TANREN」を基盤に開発された。AIエージェント機能により、参加者が撮影した動画に対して事細かなフィードバックを提供する。参加者はこのフィードバックを基にプレゼンを改善し、3回まで動画をアップロードできる。

 審査基準はテーマに対する考察や論理性、メッセージの伝わりやすさ、ビジュアルの効果、話し方や説得力、質疑応答における対応力など。予選審査は8名、決勝審査は6名の審査員が行い、前田鎌利氏が審査委員長を務める。

 主催は全国高校生プレゼン甲子園実行委員会で、共催は福井県教育委員会とプレゼンテーション協会が務める。特別協賛にはJTBや学研ホールディングス、伊藤忠商事、ベネッセコーポレーションなどが名を連ねている。

◆第5回 全国高校生プレゼン甲子園
応募期間:2025年5月23日(金)~6月11日(水)17:00
テーマ:多様性と寛容性が織りなす未来に向けての提言
応募資格:
・高校生1チーム3人まで(個人でも可)
・予選のプレゼン時間は3分以内厳守
・地域ブロック大会や決勝大会に参加できる
・地域ブロック大会や決勝大会に進出したチームについては、報道機関や大会公式ホームページ等での顔写真、氏名、学校名などの掲載、および予選動画や決勝大会の映像のYouTube上での公開について同意できる
日程:
・1次審査
予選動画提出:2025年5月23日(金)~6月11日(水)17:00
※一括チーム申請の場合は6月4日(水)まで
・2次審査
ブロック選抜(オンライン):2025年7月12日(土)、13日(日)
【2025年7月18日(金) 予選通過チーム発表(10チーム)】
・決勝大会
対面でのプレゼンおよび質疑応答:2025年8月23日(土)

《風巻塔子》

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