【中学受験2025】岡山県立中の適性検査で誤り、合否に影響なし

 岡山県教育委員会は2025年5月2日、2025年度(令和7年度)岡山県立中学校および岡山県立中等教育学校入学者選抜における出題の誤りについて公表した。適性検査問題の円グラフの数値などに誤りがあったが、設問の趣旨が変わるものではなく、合否に影響がないとして、特段の対応は行わない。

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誤りがあった適性検査IIの課題3
誤りがあった適性検査IIの課題3 全 3 枚 拡大写真

 岡山県教育委員会は2025年5月2日、2025年度(令和7年度)岡山県立中学校および岡山県立中等教育学校入学者選抜における出題の誤りについて公表した。適性検査問題の円グラフの数値などに誤りがあったが、設問の趣旨が変わるものではなく、合否に影響がないとして、特段の対応は行わない。

 2025年度岡山県立中学校および岡山県立中等教育学校入学者選抜は、県立岡山操山中学校、県立倉敷天城中学校、県立津山中学校、県立岡山大安寺中等教育学校の4校で1月11日、適性検査と面接を実施した。

 誤りが判明したのは、適性検査IIの課題3(3)。日本国内のアンテナショップの数を示す円グラフの数値、会話文と設問に誤りがあった。円グラフでは「その他」が17となっているが、正しくは84だった。会話文と設問では「半数以上が東京都にある」と記載していたが、「40%以上が東京都にある」が正しかった。

 また、東京都内のアンテナショップの来店人数を示す資料の表題「東京都内のアンテナショップ来店人数の上位10道県(令和4年度)」にも誤りがあり、正しくは「令和4年時点」であったという。

 岡山県教育委員会では、今回の適性検査問題の誤りについて、「設問の趣旨が変わるものではない」と判断。すべての答案の再確認を行った結果、合否に影響がないものとして、特段の対応は行わないことを決めた。今後については「問題作成およびチェック体制の改善および強化を行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。

 2025年度岡山県立中学校および岡山県立中等教育学校入学者選抜では、県立岡山操山中学校が募集定員120人に対して372人が志願し、志願倍率3.1倍。県立倉敷天城中学校が募集定員120人に対して287人が志願し、志願倍率2.4倍。県立津山中学校が募集定員80人に対して120人が志願し、志願倍率1.5倍。県立岡山大安寺中等教育学校が募集定員160人に対して404人が志願し、志願倍率2.5倍。選抜結果は1月24日までに各受検者に通知されている。

《奥山直美》

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