Yondemyは2025年5月より、中学受験専門塾「伸学会」と連携し、子供たちの読書習慣の形成と読解力の向上を目指した実証実験を開始する。実験は伸学会・目黒校で実施され、授業や家庭での学習において、子供たちが日常的に読書に親しむ仕組みを構築することを目指す。
Yondemyは、「日本中の子供たちへ、豊かな読書体験を届ける」をミッションに掲げ、子供がハマる読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を提供している。「ヨンデミー」は、読み聞かせ以後をサポートする「読書教育」に特化し、AIを活用してひとりひとりにあった最適なレベルの本を推薦することで、新しい読書体験を通じて、子供たちの読書習慣をサポートしている。
一方、「伸学会」は“自ら伸びる力”を育てることを理念に掲げた中学受験専門の学習塾。東京を拠点に、少人数制集団・個別指導を組み合わせ、生徒ひとりひとりの学力向上を目指し、柔軟で効果的な学習環境を提供している。
伸学会をはじめとする学習塾では、算数・国語・理科・社会の4教科を中心に指導が行われているが、成長の段階や日常の経験に大きな差が見られる小学生においては、「文章が読めない」という悩みをもつ生徒や保護者も少なくない。「読む力」はすべての学びの出発点であり、土台となる力である。文章を正しく読み取り、自分なりに意味づける力がなければ、算数の文章題や理科の実験手順、社会の資料の読み取りといった、あらゆる学習の場面でもつまずきやすくなる。
「読む力」は、子供たちの学び全体を支える基礎的な力である。しかし、この力はテクニックだけでは身につきにくく、日々の経験や環境の影響があるため、塾での指導だけでは十分なサポートが難しいという課題がある。そこで今回、読書を通じて子供たちに必要な読解力を育むことが学力向上に繋がるとの考えから両者の連携が決定したという。
実証実験では「ヨンデミー」を導入。子供たちが自然と「読書習慣」を身につけられる環境を整え、語彙力・理解力・表現力といった“読書力”を高め、将来的な学力向上を目指す。実証実験は2025年5月より、伸学会目黒校にて実施される。全学年を対象に、学年やクラスに応じた形で導入。速読クラスでは授業内に加え家庭での活用も行い、小学5・6年生はホームルームを中心に、また小学4年生は国語の授業内で取り組む。
Yondemyは今後も日常的に読書を習慣化することで、学習の土台となる「読む力」を本質的に伸ばし、新たな読書体験を通じて、国語をはじめとする全教科における学力向上を目指すとしている。