ステランティスは、米国の高校生を対象とした「2025年ドライブ・フォー・デザイン」コンテストの受賞者を発表した。このコンテストは、2025年に創立100周年を迎えるクライスラーブランドの未来の車両デザインをテーマに開催された。
3月中旬から始まったこの年次コンテストには、米国全土から約30名の高校生が参加し、クライスラーの未来車に対する自らのビジョンをスケッチで表現した。厳正な審査の結果、3名が入賞した。
1位:ライアン・パニゾリ(ミシガン州、11年生)
2位:フェリックス・ブカロ(ウィスコンシン州、11年生)
3位:オーウェン・ブロンソン(ミシガン州、11年生)
最優秀賞を獲得したパニゾリ氏には、ラムトラックデザインスタジオでの夏季インターンシップの機会に加え、iPad ProとApple Pencil、ステランティス北米のソーシャルメディアでの紹介、ミシガン州グロスポイントのフォードハウスで開催される権威あるアイズオンデザイン・カーショーでの学生審査員としての招待などの特典が贈られる。
2位と3位の入賞者も、iPad ProとApple Pencil、ステランティスデザインチームとのバーチャルネットワーキングの機会、ソーシャルメディアでの紹介、アイズオンデザイン・カーショーでの学生審査員としての招待に加え、デトロイトのクリエイティブスタディーズカレッジで7月13日から8月2日まで開催される3週間の「トランスポーテーションデザイン」プログラムへの奨学金を獲得した。


ステランティスのラムトラックおよびモパーデザイン責任者のマーク・トロスル氏は、「今年のエントリー作品の審査は大きな挑戦だった。多大な努力と集中力を示す優れたスケッチの中から選ばなければならなかった」と述べ、「若い年齢でその才能と創造性を共有し披露してくれた受賞者たちに祝福を送りたい」と付け加えた。
クライスラーブランドは2025年に創立100周年を迎える。この1世紀の間に画期的な技術を生み出し、様々なエンジニアリングの偉業を達成してきただけでなく、世界中で知られる最も象徴的なアメリカ自動車デザインの数々を生み出してきた歴史を持つ。このコンテストは、そのような伝統あるブランドの未来を担う若いデザイナーの発掘と育成を目的としている。