一般選抜の日程・方式別で河合塾が予想した「入試難易予想ランキング表(方式別ランク)」の2025年5月版から、国公立大学文系をピックアップ。共通テストの得点率で示すボーダーラインは、東京(文科一類)89%、東京(文科二類)と京都(経済-経済経営理系)が88%など。
入試難易予想ランキング表は、河合塾が実施する全統模試と前年度の入試結果をもとに予想した入試難易度(ボーダーライン)を、学部学科ランクと方式別ランクの2パターンで一覧にまとめたもの。国公立と私立に分け、学部系統別・大学所在地区別に分類。国公立大の方式別ランク/学部系統別では、大学入学共通テストの得点率と2次試験(個別学力検査)のボーダー偏差値を掲載している。
この記事では国公立大学・文系について、共通テストの得点率(前期日程)からボーダーラインをみていく。
文・人文学系は、東京(文科三類)と京都(文-人文/教育-教育科学文系/教育-教育科学理系)が87%で最難関。続いて、筑波(人間-教育/人間-心理)と京都府立(文-歴史)と大阪(文-人文)が83%、筑波(人文・文化-比較文化/人文・文化-日本語・日本文化)と神戸(文-人文)が82%、名古屋(文-人文)が81%、筑波(人文・文化-人文)とお茶の水女子(生活科学-心理)が80%。
社会・国際学系は、横浜市立(国際教養-国際教養B方式)が87%で最難関。続いて、一橋(社会-社会)が85%、筑波(社会・国際-社会)が84%、筑波(社会・国際-国際総合)が83%、東京外国語(国際社会-北西ヨーロッパ/北アメリカ)が81%、筑波(人間-障害科学)と東京外国語(国際社会-中央ヨーロッパ/国際社会-オセアニア/国際日本-国際日本)が80%。
法・政治学系は、東京(文科一類)が89%で最難関。続いて、京都(法)が86%、一橋(法-法律)と大阪(法-国際公共政策)が85%、大阪(法-法)が84%、神戸(法-法律)が82%、東京都立(法-法)が81%、名古屋(法-法律・政治)が80%。
経済・経営・商学系は、東京(文科二類)と京都(経済-経済経営理系)が88%で最難関。続いて、京都(経済-経済経営文系)が87%、一橋(商)と横浜市立(国際商-国際商B方式)と大阪(経済-経済・経営)が85%、一橋(経済-経済)が83%、神戸(経営-経営)が82%、神戸(経済-経済(数学・英数・総合))が81%、東北(経済-理系)と埼玉(経済-経済(国際プログラム枠))と横浜国立(経営-経営一般/経営-経営DESP)と名古屋(経済)と滋賀(経済-総合経済A方式(英・国))と九州(経済-経済・経営)が80%と予想された。
表示しているボーダーラインは、2025年5月現在の予想。ボーダー得点率の設定基礎となっているのは前年度の共通テスト本試験で、共通テストの難易度により変動する。共通テスト実施後は、「共通テストリサーチ」の集計をもとに再設定が行われる。リセマムでは次回、国公立理系の入試難易予想をピックアップして紹介する。