関東学生陸上競技連盟は2025年6月19日、第102回大会「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」から、予選会を敗退した大学の選手で編成される関東学生連合の編成方法を変更すると発表した。出走経験の上限も緩和し、1回の出走経験者は出場可とする。
2026年1月2日・3日の2日間に開催を予定している第102回大会「箱根駅伝」から採用する新方式では、関東学生連合チーム(16人)の編成を、 予選会の落選校の中で上位10大学(予選会総合11位~20位)に1枠ずつを与え、各校から10人を選出。残り6人を、それ以外の大学(予選会総合21位以下)の所属選手から、各校1人を予選会個人成績順で選ぶ。また例年、出走経験がある選手は対象外としていた規定を緩和し、1回の出走経験は出場可とする。
このほか、本選にチーム出場する各大学に「箱根駅伝」の名称やロゴを使ったオリジナル出場記念グッズの企画・販売も新たに認める。
今回の変更は、落選校内でも本選出場を目指すことで切磋琢磨を促し、経験の幅広い共有と箱根駅伝を通じた選手強化の両立や多様性の確保を図る狙い。
箱根駅伝が誕生したのは、1920年(大正9)。2025年1月3日に行われた第101回大会では、神奈川県箱根町の芦ノ湖駐車場入り口から東京・大手町の読売新聞社前までの5区間、109.6キロで復路が行われ、往路優勝の青山学院大が一度もトップを譲らず、前回に続く大会新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の総合優勝を飾った。