ベネッセマナビジョンは2025年6月6日、高校3年生・高卒生対象の「進研模試 総合学力記述模試・4月」のデータに基づいた「合格可能性判定基準」を公開した。合格可能性80%以上の偏差値は、東京大学の文科一類89、文科二類89、理科三類88、京都大学の法88、医87など。
合格可能性判定基準は、「進研模試 総合学力記述模試・4月」のデータを分析して算出したもの。合格可能性をA(80%以上)からE(20%未満)の5段階で示し、「国公立大学」「私立大学」「大学校、短大、専門学校その他」でそれぞれ地域ごとに一覧にしている。
「国公立大学」では、大学入学共通テストと個別試験をあわせた教科(科目)を模試の出題配点で集計した「記述総合判定」を掲載。各大学の配点に左右されないため、志望校比較が容易にできるという。
記述総合判定による合格可能性A(80%以上)の偏差値は、東京大学(前期)の文科一類が89、文科二類が89、文科三類が88、理科一類が85、理科二類が84、理科三類が88。
京都大学(前期)は、文が87、法が88、経済が87、教育が83、総合人間が84、理が81、工が79、医が87、薬が79、農が78など。
「私立大学」は、各大学の入試教科と配点で集計する入試本番と同じ条件の「総合判定」を掲載。総合判定による合格可能性A(80%以上)の偏差値は、慶應義塾大学の文が83、法が84、総合政策が84、経済が84、商が82、理工が73、環境情報が75、医が83、薬が72、看護医療が63など。
早稲田大学は、文が83、文化構想が84、法が84、政治経済が83、商が83、社会科学が84、教育が79、人間科学が76、国際教養が81、基幹理工が73、創造理工が72、先進理工が72、スポーツが73など。
「進研模試 総合学力記述模試・4月」を受験した人は自分の成績と見比べて、志望大学選びや志望大学への距離を測ることが可能。受験していない人も、大学間や学部・学科間の難易度の目安として役立てることができる。