中央大学は、2027年4月に経済学部を2学科に再編することを予定していると2025年7月11日に発表した。次世代を拓く「行動する知性」を備えた人材養成を目指し、Society5.0の時代に活躍できる知性と行動力を備えた人材育成を進める。
再編では、現在の4学科(経済学科、経済情報システム学科、国際経済学科、公共・環境経済学科)から、新2学科(経済学科、社会経済学科※いずれも仮称)に再編する。経済学および関連分野における体系的かつ重点的な学修機会を強化し、複雑化・多様化が進む現代社会の課題に対応する教育体制の「深化」と「進化」を図る。
経済学科では、ミクロ経済学・マクロ経済学をベースに理論を深く学び、企業・産業・国際・環境といった範囲の広い問題に対し、理論とデータを駆使してその本質を見抜き、政策提言ができるようになる「分析力」を養う。
一方、社会経済学科では、ミクロ・マクロ経済学(入門)だけでなく、マルクス経済学、歴史、制度、また経営や会計、統計まで幅広く学び、貧困・マイノリティ・ジェンダー・地域格差など、多様な立場が絡む諸問題に対して最適解に挑む「実践力」を養う。
新学科の定員は、経済学科が542名、社会経済学科が520名で、合計1,062名となる。再編前後で定員数(合計)は同じである。
2025年度のオープンキャンパスは、8月6日と7日に多摩キャンパスで開催される予定で、「経済学科」「社会経済学科」に関する情報発信も行われる。おもなイベントとして、経済学部によるガイダンス、模擬授業&学部ガイダンス、キャンパスツアー、入試ガイダンス、個別相談コーナーが予定されている。