国際化学オリンピック、高校生4人全員がメダル獲得

 文部科学省と「夢・化学-21」委員会、日本化学会は2025年7月15日、第57回国際化学オリンピックに参加した生徒が金メダル1個、銀メダル3個を獲得したと発表した。国際的な科学技術コンテストで優秀な成績を収めたことから、文部科学大臣表彰の受賞も決定した。

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第57回国際化学オリンピック(IChO 2025 UAE)
第57回国際化学オリンピック(IChO 2025 UAE) 全 2 枚 拡大写真

 文部科学省と「夢・化学-21」委員会、日本化学会は2025年7月15日、第57回国際化学オリンピックに参加した生徒が金メダル1個、銀メダル3個を獲得したと発表した。国際的な科学技術コンテストで優秀な成績を収めたことから、文部科学大臣表彰の受賞も決定した。

 国際化学オリンピックは、世界の高校生らが一堂に会し、化学の実力を競うと同時に親交を深めることが目的。1968年に東欧3か国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)で第1回大会を開き、日本は2003年から毎年4人の生徒を派遣している。

 第57回国際化学オリンピックは、アラブ首長国連邦のドバイで7月5日~14日の日程で開催。90か国・地域などから集まった354人の生徒が、実験課題と理論試験に挑戦し、交流活動や交流行事などに参加した。

 日本から参加した生徒4人のうち、奈良工業高等専門学校(奈良県)3年の渡邉周平さんが金メダルを獲得。麻布高等学校(東京都)3年の天野春翔さん、筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年の井戸沼悠成さん、三田国際科学学園高等学校(東京都)3年の早田茂さんの3人が銀メダルを手にした。

 金メダルは参加者の約1割、銀メダルは約2割、銅メダルは約3割の割合で授与される。4人は、国際的な科学技術コンテストで特に優秀な成績を収めたとして、文部科学大臣表彰の受賞者にも決まった。

《奥山直美》

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