【中学受験2026】夏からの志望校別対策、Z会が難関中学合格に近づく秘訣をご紹介

 夏から本格化する志望校対策に不安を感じる保護者もいるだろう。志望校対策のペース配分、取り組むべき過去問の分量、塾の夏期講習との兼ね合いなど、志望校対策の始め方と効果的な学習法について、Z会通信教育事業部中学受験コースの責任者である松浦豊氏に伺った。

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【中学受験2026】志望校別対策「小6の8月スタート」がもっとも効率的な理由
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 中学受験の天王山ともいわれる夏休みが始まる。夏から本格化する志望校対策に不安を感じる保護者もいるだろう。

 志望校対策のペース配分、取り組むべき過去問の分量、塾の夏期講習との兼ね合いなど、志望校対策の始め方と効果的な学習法について、Z会通信教育事業部中学受験コースの責任者である松浦豊氏に伺った。

志望校対策はいつから始めるべき?

--中学受験の天王山ともいわれる、夏休みが始まります。過去問をはじめ、志望校にあわせた対策はいつごろから行うのがベストでしょうか。

 小学6年生の夏休みのうちにスタートすることをお勧めします。この時期に過去問や予想問題を解いておき、志望校までの距離を測ることが大切です。

 志望校対策を行うためには、小学6年生までのすべてのカリキュラム学習が終わっていることが前提になります。Z会が提供している中学受験コース・本科では6年生の7月までに全カリキュラムが終わりますので、この夏休みを使って、一度お子さまの実力を把握しておくことを推奨しています。

 志望校対策の1つである過去問は、3~5年分に取り組む子が多いですね。この数年で出題傾向が変わっている学校もあるので、第一志望校は直近5年分、併願校は3年分程度解いておくのが良いでしょう。

取材に応じてくれたZ会 通信教育事業部 中学受験コース責任者の松浦豊氏

各校の出題傾向を徹底分析、独自性の高い学校に着目

--入試問題は「0時間目の授業」ともいわれるほど、その学校の学びの特徴やアドミッションポリシーが反映されていますね。御社からみて特徴的だと感じる学校を教えてください。

 どの学校の入試問題をみていても、その学校のこだわりが感じられます。特に独自性の強い出題を行う学校として、筑波大附属駒場、開成、桜蔭、灘、甲陽学院、神戸女学院の6校があげられ、Z会では「志望校別予想演習」を提供しています。

--いずれも難度の高い学校ですが、それ以上に問題に独自の傾向があるということですね。具体的にはどのような特徴があるのか、いくつか教えていただけますか。

 「志望校別予想演習」の中でも、4校をピックアップしてご紹介しますね。

筑波大附属駒場:【国語】詩の読解問題が必出

 筑波大附属駒場では、国語において詩に関する問題が大問の1つとして毎年出題されます。詩の読解は非常に難しいです。一見幅広い解釈ができそうにみえる詩であっても、しっかりと行間を読み、適切な内容を過不足なく解答するという高度な力が求められます。

 一般的な国語の問題集で詩を扱うことは少ないので、筑駒を志望するのであれば、学習の中で詩に強制的に触れる場面を作ることが必要です。もちろん我々の「志望校別予想演習」でも、詩の問題を取り扱っています。

開成:【算数】問題文の長文化がトレンド

 開成は、ここ2、3年で算数の傾向が変わってきています。問題文が長くなる傾向が見られ、かつその問題文の中に正答へのヒントが隠れています。算数における読解力、「どういう意図で(1)の問題が問われているのか、その答えを(2)でどう生かせるのか」といった論理的思考力が試される問題が増えています。たとえば去年は生徒の考察文を読み解く問題が出題され、弊社の指導部でも話題となりました。算数でも読解力や思考力が試されるようになってきており、このような問題文の長文化は大学入試でも同様にみられる傾向です。

灘:【算数】難問群を短時間で解く発想力・処理力重視型

 灘では、国語・算数は2日間行われます。特に1日目の算数は分野・難度の異なる1問1答問題に近いものを制限時間内で12問程度が出題される形式に特徴があります。確実に解ける問題の選定眼、最短解法を選べる処理力が要求されます。

 灘の算数では、算数オリンピックをイメージした問題が多数登場します。たとえば「複雑な図形をどう分解して、どう組みあわせていくか」のような、最初の1歩を踏み出すのが難しい、発想力を試すような問題が多く出題される傾向があります。

桜蔭:【理科・社会】全分野バランス良く、ハイレベルな出題

 桜蔭は、試験時間に対して、問題数が多い・問題文が長い・計算量が多いのが特徴です。そのため、すばやく正確に問題を解くこと、典型的な問題でミスをしないこと、難度の高い問題で時間をとられないよう時間配分に注意することが必要です。

 また、すべての分野からバランスよく出題される点も大きな特徴です。理科では「物理・化学・生物・地学」、社会では「歴史・地理・公民」からバランス良く出題される傾向があります。

端的な大問群が並ぶ灘(左)と長文の問題の開成(右)の「志望校別予想演習」教材。出題傾向の違いが一目瞭然。

全国どこからでも受講可能、Z会だからこそできる難関校対策

--Z会の通信教育では、場所にかかわらず、全国の中学受験生をサポートしていらっしゃいますね。特に難関校の志望校別対策にお勧めのツールを教えてください。

 Z会の中学受験コースは2つの科(本科/専科)に分かれています。志望校別対策には「専科」をお勧めします。

本科:全カリキュラムを3周する、基礎~応用までのらせん学習

 本科は小学3~6年生が対象で、小学校で学ぶカリキュラムの順に沿って学習する教材です。特徴は全カリキュラムを3周するという点。6年生の7月までに全カリキュラムを2周し入試の基礎の部分を固めます。そのうえで、6年生の夏以降は入試本番を意識して「応用力」や「実戦力」を伸ばしていく構成になっています。

 中学受験の場合、6年生のギリギリまでカリキュラム学習にあててしまうと、志望校別の対策ができません。6年生の夏までに全カリキュラムを修了し、苦手克服・得意伸長のための時間を確保することが鍵になります。

専科:志望校と頻出分野に特化した実戦演習

 専科は特定の分野、あるいは志望校に特化した、6年生から受講可能なコースです。その中でも2つの講座を提供しており、「頻出分野別演習」は4月以降、「志望校別予想演習」は7月以降、いつでも受講できます。難関校合格までの得意分野の伸長や志望校対策を短期間で行える点が特徴です。

 専科の教材には、非常にハイレベルな問題も含まれます。苦手分野の克服というよりは、得意分野で得点源にしたい要素の強化や、志望校対策を補強するためのコースというイメージです。

 本科の受講有無にかかわらず受講可能であるため、対面型の中学受験塾にお通いのお子さまが「さらにハイレベルな問題に取り組みたい」「徹底して志望校対策をしたい」というご要望のもと、受講されるケースも多くあります。

【志望校別予想演習】開講講座(学校別):筑波大附属駒場、開成、桜蔭、灘、甲陽学院、神戸女学院

 「志望校別予想演習」は、特に対策が立てにくく、出題の独自性がある学校を選んで、学校別に開講しています。首都圏・関西圏だけでなく、地方から難関校を目指す方にも対策ができるようにという考えも含めて選定しています。

【頻出分野別演習】開講講座(分野別):国語 超長文対策、国語 難関記述対策、算数 立体図形難問対策、算数 平面図形難問対策、理科 論理的思考問題対策、理科 複雑計算問題対策、社会 文章記述対策

 「頻出分野別演習」は、頻出分野ではあるが、自学や市販の教材では取り組みにくい難度が高い問題を重点的に対策できる講座です。かなり難度が高いので、得意な分野をさらに伸ばしたいお子さま向けです。

教材活用のコツ、志望校別予想演習で実力測定&弱点発見

--「志望校別予想演習」は、まさにこの夏に取り組みたい教材ですね。お勧めの活用法はありますか。

 「志望校別予想演習」には、各教科3回分の問題がセットになっています。まず夏休み中に3回分を一旦すべて解き、志望校の出題傾向をつかんでおくと良いでしょう。夏の時点では、解答時間を気にせず、目いっぱい解いてみることが重要です。現時点では「できる問題」と「できない問題」を把握するのが目的なので、すべての問題が解ける必要はありません。

 夏期講習などで忙しい日もあると思いますので、お子さまの都合にあわせて取り組んでみてください。3回分とコンパクトな分量で、重荷に思わずに取り組める設計にしています。科目ごと、1回分ずつ答案を提出することも、もちろん可能です。

 そして、冬休みに、今度は時間を測って、もう一度同じ問題を解いてみてください。自分の成長を確認できますし、潜在的な弱点をあぶり出すこともできます。

「自己採点→添削指導」のサイクルで実力アップ

--Z会の通信教育といえば、答案を郵送で提出すると、ひとりひとりの答案を詳しく添削し、コメントとあわせて返送してくれる「添削指導」が特徴ですね。中学受験 本科・専科も同じように指導してくださるのですか。

 今は郵送だけでなく、答案画像を撮影して専用アプリで提出することも可能なんですよ。答案を提出していただき、Z会に到着してから約5日で添削してデータでお返しします。専門の指導者が丁寧に添削しますので、どうしても返却までに時間を要してしまいます。その間を有効に使っていただくために、付属の「答えと考え方」を使って、ぜひ自己採点をしていただきたいですね。

 よくあるのが、「解けた」と感じていたのに意外と点数が伸びないとか、思わぬところで小さなミスをして失点していたといったケースです。まず自己採点で自分の感覚と実際の点数のギャップを認識し、添削された答案が返ってきてからあらためて、自分が実際にどういうところで減点されているかを確認するという二段構えでの復習が効果的です。

通信教育だからこそ実現できる質の高い対策

--Z会は通信教育ということもあり、対面塾や市販の教材とは違う良さがあると思います。特徴とこだわりを教えてください。

 Z会の中学受験コース、とりわけ専科の教材には3つの大きな特徴があります。それは、本番同等レベルの予想問題、効果的な復習をサポートするコンテンツ、入試レベルの厳格な添削基準です。

本番同等レベルの予想問題

 Z会で制作しているのは、過去の入試問題を分析した、本番さながらの問題です。難易度についても、「本番同様」を想定して作成しています。その年の入試が終わると、弊社の指導部総出で教科ごとの分析を行います。その分析をもとに予想問題などの教材をブラッシュアップし、制作します。

 最新の傾向をベースにしつつ、過去数年の傾向も包含した形で予想問題を作成しています。出題傾向は突然変わったり、元に戻ったりすることもありますので、最新の傾向のみにとらわれすぎないことも大切です。

効果的な復習をサポートするコンテンツ

 復習のしやすさも特徴です。答案が返ってくるまでの期間を有効に使って自己採点できるよう、丁寧な解説を付けています。

 解説の中には、平均点や正答率といった目安の代わりになるよう、問題ごとの難易度や目標得点を示す「ふりかえり」というコンテンツも設けています。各家庭で1人で取り組んでいても不安にならないよう、どの問題をどれくらい解けていれば良いのか、どの問題を重点的に復習しておくべきかといった目安を伝える目的です。

設問ごとの難易度や目標点数を示す「ふりかえり」のページ。自己採点や復習に活用できる。

 問題ごとの難易度を確認することで、復習すべき問題の選定にも役立てていただけます。たとえば国語が苦手教科である場合は、すべての問題を復習するのではなく、標準問題まで復習をする。一方、得意科目の算数は得点源にしたい=高得点を狙いたいという場合は、難度の高い問題まですべての問題を復習するといった使い分けができます。

入試レベルの厳格な添削基準

 中学受験コースの中でも、特に専科は難関校合格を目指すお子さまのための得意伸長を目的とした教材です。難関校の入試を念頭に、受験をしない小学生向けコースと比べて、厳しい基準で添削をしています。少しのミスも逃さない、入試を見据えた厳しい添削を行いつつ、お子さま1人でも理解できる詳しい解説コメントやアドバイスをつけて、答案をお返しします。

難関校合格者に共通する2つの学習スタイル

--志望校合格を手にしたお子さまの学習スタイルにはどのような共通点がありますか。

 中学受験で思い通りの結果を勝ち取るお子さまには、2つの大きな共通点があります。それは、すべての解答欄を埋めることと、質問システムを活用することです。

 合格を勝ち取ってきたお子さまには、答案提出時、すべての解答欄を埋めてくる、空欄を作らない傾向があります。わからなくてもわからないなりに、自分の考えをアウトプットする努力が見えます。「解ける」と感じた問題だけを解いて、わからない問題は解答を諦めてしまうお子さまも多いですが、それでは成長につながりません。

 答案を提出する際には、自分の思っていることを積極的にアウトプットしてほしいと思います。こちらも添削しがいがありますし、何も書かれてないと最初の一歩から指導する形になり、ご本人にとっても非効率になってしまいます。ぜひ上手に活用していただきたいですね。

 ちなみに、合格したお子さまも、常に満点を取っていたわけではありません。学習する単元にもよりますが、だいたい7割くらいの得点率です。その「7割くらい」を目指すために、我々の添削を頼ってもらえたら嬉しいです。

 もう1つの共通点は、質問システムを活用することです。良い成果を出すお子さまは、答案の提出・添削だけでなく、Z会のほかのサービスもうまく活用している傾向が見られます。とりわけZ会員専用の質問・相談サービスを活用するお子さまが多く、教材でわからない問題があったときや学習の進め方で迷ったときに相談するなど、とにかく「疑問点を残さない学習」を心掛けている印象がありますね。

2026年度の中学受験生へ、Z会からのエール

--2026年度の入試に向けて頑張る中学受験生とその保護者に向けて、応援のメッセージをお願いします。

 中学受験の天王山である夏、その山に向かう受験生、そしてお子さまの成長を支えていらっしゃる保護者の皆さまにも、エールを送りたいと思います。

 夏休みに志望校レベルの問題に取り組んで、思うような点数が取れないこともあるでしょう。20点、30点といった結果にショックを受けるご家庭もあるかもしれません。でも現時点での得点は気にする必要はありません。夏の時点で重要なのは、志望校との距離を正確に把握することです。

「小学校6年間のカリキュラムが終わった夏、志望校別対策に取り組むことがもっとも効果的」(松浦氏)

 全力で夏を駆け抜けて、その結果を踏まえて9月以降の学習方針を具体的に立てていただければと思います。我々Z会では問題提供だけでなく、添削指導や学習相談など、さまざまなサポート体制を整えております。ぜひお子さまの志望校合格に向けて、私たちと一緒に取り組んでいきましょう。

--貴重なお話と温かいメッセージをありがとうございました。


 受験生にとっても保護者にとっても、「夏休みの過ごし方」は気になるもの。塾の課題がいまいちフィットしていない、より専門的な志望校別教材を探しているなど、この時期の悩みを解決してくれる教材が、Z会 中学受験コース6年生専科だ。

 Z会を活用し、体力的・時間的な負担を減らしながら、個別最適な添削指導を受けられれば、親子ともに精神的な余裕をもって秋へと向かっていけるのではないだろうか。夏休みを有効活用して、志望校合格への確実な一歩を踏み出してほしい。

「Z会 中学受験コース専科」の詳細はこちら
「夏の時点で重要なのは、志望校との距離を正確に把握すること」(松浦氏)

《田中歌耶子》

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