桃山学院大学は2025年8月1日、今年度実施する2026年度入試より、併願入試において入学申込金の約8割を返金する返金制度と、入学手続時の入学申込金の分納制度を新設すると発表した。受験生の経済的な負担を軽減することを目的としている。
桃山学院大学は、2024年に学院創立140周年、大学開学65周年を迎えた、関西圏で歴史と知名度を誇る大学。2025年には桃山学院教育大学と統合し、「人間教育学部」を開設。2026年4月には、同大初の理系学部となる「工学部」の設置計画を進めている(設置認可申請中)。
今回、2026年度入試より、併願入試で同大に合格し入学手続をした受験生を対象に、入学を辞退した場合に入学申込金の約8割を返金する返金制度を設けると公表した。返金制度には申請期限があり、2026年3月12日以前に入学辞退の手続きを行った場合は、事前に納めた入学申込金23万円のうち18万円と春学期授業料を返金。3月13日以降に辞退を申し出た場合は、春学期授業料のみ返金とし、入学申込金は返金対象外となる。
また、入学手続時の入学申込金を2段階で納入できる分納制度を新たに設け、入学手続一次の納入額を従来の入学申込金全額(23万円)から、入学申込金のうち5万円を納入する制度へと変更する。入学手続二次では、入学申込金の残額18万円と春学期授業料を納入。返金制度は、入学手続二次で納付した分が返金されることとなる。
桃山学院大学は、今回の制度変更で受験生の経済的な負担を軽減するほか、今後も、さまざまなかたちで受験生の進路選択を支援していくとしている。なお、すでに発行している「入試ガイド2026」の掲載情報から変更となっているため、受験生はよく注意してほしい。