JSコーポレーションが毎月公表している「大学人気ランキング」。2025年7月31日集計の全国版最新ランキング1位は、国立が「東京大学」、公立が「大阪公立大学」、私立が「青山学院大学」。今回は、国公私立大ともにトップ30に大きな変動は見られなかった。前回、早稲田大学・上智大学を上回る5位に浮上した関西大学は、7月もその位置をキープしている。
学校情報サイト「日本の学校」を運営するJSコーポレーションは、高校生を対象に「興味のある大学」をアンケート調査し、「大学人気ランキング」として毎月公表している。2025年7月31日集計の最新版は、2023年4月~2025年7月に得られた13万9,984人の高校生の回答を集計。全国版と都道府県版の国公立大学・公立大学・私立大学の各ランキングをWebサイトで公表した。
全国版の人気ランキングをみると、国公立大学は1位「東京大学」、2位「筑波大学」、3位「京都大学」、4位「大阪大学」、5位「名古屋大学」がランクイン。6月版と比較してもトップ30の順位は変わらず、「東北大学」は8位、「一橋大学」は9位、「北海道大学」は10位、前年10月に統合により誕生した「東京科学大学」は23位に入っている。
公立大学は、1位「大阪公立大学」、2位「東京都立大学」、3位「名古屋市立大学」、4位「静岡県立大学」、5位「愛知県立大学」。公立大学も、6月版からトップ30に変動はなく、前月トップ10に浮上した8位の「福井県立大学」と9位の「北九州市立大学」が上位をキープした。
私立大学は、1位「青山学院大学」、2位「慶應義塾大学」、3位「近畿大学」、4位「明治大学」、5位「関西大学」、6位「早稲田大学」、7位「上智大学」と続き、トップ10は前月から変わらない順位となった。6月版で早大・上智を上回り5位に上がった「関西大学」は今回もその位置をキープしている。
また、前月22位の「帝京平成大学」と23位の「関西学院大学」が入れ替わり、今回トップ30以内での唯一の順位変動となった。
大学人気ランキングでは、都道府県版の人気ランキングも掲載しており、地元の大学なども含めたよりリアルな人気の高さを知ることができる。たとえば、九州エリアの各県のランキングを見ると、旧帝大の1つ「九州大学」は福岡県では国立大1位にランクインしているが、他県では2位以下となっており、佐賀県では「佐賀大学」、熊本県では「熊本大学」など各県地元の国立大学が1位となっている。
学校情報サイト「日本の学校」では、最新の全国版や都道府県版のランキングを上位50校まで公表している。「パンフをもらおう」ボタンを押して、気になる大学にチェックを入れると、まとめて大学案内が請求できる。
◆大学人気ランキング全国版(2025年7月31日集計)
【国公立大学】
1位「東京大学」
2位「筑波大学」
3位「京都大学」
4位「大阪大学」
5位「名古屋大学」
6位「九州大学」
7位「神戸大学」
8位「東北大学」
9位「一橋大学」
10位「北海道大学」
【公立大学】
1位「大阪公立大学」
2位「東京都立大学」
3位「名古屋市立大学」
4位「静岡県立大学」
5位「愛知県立大学」
6位「横浜市立大学」
7位「兵庫県立大学」
8位「福井県立大学」
9位「北九州市立大学」
10位「愛知県立芸術大学」
【私立大学】
1位「青山学院大学」
2位「慶應義塾大学」
3位「近畿大学」
4位「明治大学」
5位「関西大学」
6位「早稲田大学」
7位「上智大学」
8位「駒澤大学」
9位「立命館大学」
10位「同志社大学」