「名字由来net」を運営するリクスタは2025年8月6日、第107回全国高校野球選手権大会出場選手の珍しいレア名字ランキングベスト30を発表した。1位は津田学園(三重)3年の惠土湊暉(えどあつき)主将の名字「惠土」。全国におよそ10人のレア度だという。
第107回全国高校野球選手権大会出場選手の珍しいレア名字ランキングは、全49校の登録選手から、人数の少ない順にレアな名字を順位付けしたもの。2025年4月時点の政府発表統計および全国電話帳データをもとに、名字由来netのルーツ製作委員会が独自に算出している。
1位は、津田学園(三重)3年の惠土湊暉(えどあつき)主将の名字「惠土(えど)」。語源は「水辺の入り口」。全国人数およそ10人という非常に珍しい名字で、調査によると三重県内にのみ見られるレア度だという。
2位は、鳥取城北(鳥取)2年の為壮煌斗(ためそうきらと)内野手の名字「為壮(ためそう)」。全国人数は、およそ10人で、多くは広島県内に集まっている。
3位は、小松大谷(石川)3年の銖藤蒼人(しゅどうあおと)内野手の名字「銖藤(すどう・しゅとう・しゅどう)」。全国人数はおよそ20人で、千葉県、東京都、石川県の3都県に多いという。2位・3位の名字の由来については、不明で現在情報を募集している。
4位は、岡山学芸館(岡山)3年の阿慶田庵悧(あげたいおり)外野手の名字「阿慶田(あげだ・あけだ・あげた)」。旧琉球である沖縄の名字で、多くが沖縄県内に集まっている。全国人数はおよそ20人。
5位は、旭川志峯(北北海道)2年の億貞壮汰(おくさだそうた)内野手の名字「億貞(おくさだ)」。全国人数はおよそ20人で、北海道と大分県で多い名字だというが、遠く離れた地域で同じ名字が集まる理由は不明。
トップ10にはこのほか、6位「明樂」(岡山学芸館)、7位「数島」(東海大熊本星翔)、8位「内畑谷」(東大阪大柏原)、9位「小鎗」(県岐阜商)、10位「國部」(宮崎商)がランクインした。「名字由来net」では、今回のランキングに掲載されたトップ30の姓の由来などを知る人に、情報提供を呼び掛けている。
◆第107回全国高校野球選手権大会出場選手の珍しいレア名字ランキングベスト10
※括弧内はおもな読み
1位「惠土」(えど)
2位「為壮」(ためそう)
3位「銖藤」(すどう・しゅとう・しゅどう)
4位「阿慶田」(あげだ・あけだ・あげた)
5位「億貞」(おくさだ)
6位「明樂」(あきら・みょうらく・あけら・めいらく)
7位「数島」(かずしま)
8位「内畑谷」(うちはたや)
9位「小鎗」(こやり)
10位「國部」(くにべ・こくぶ)